大津市歴史博物館

展示・イベント

   

平成29年度


第73回企画展
田上てぬぐい−暮らしと文化−
平成29年 7月22日(土)〜8月27日(日)

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 大津市の南部に位置する田上(たなかみ)盆地は、豊かな田園の広がる農村です。かつてこの地方で使われていた手ぬぐいは、年齢にあわせた模様が染められ、正装にも使われるかぶり物でした。この手ぬぐいをはじめ、田上地方の衣生活の諸相、またかつての生活文化について紹介します。
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《大津京遷都1350年記念》 企画展
大津の都と白鳳寺院
平成29年 10月7日(土)〜11月19日(日)

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 天智天皇6年(667)、大津に都が置かれました。本年は遷都1350年の節目の年になります。それを記念して、宮殿内に仏殿があったことで知られる近江大津宮にちなみ、仏像や瓦など、7〜8世紀の様々な仏教に関わる文化財を展示し、華やかだった仏教文化の香りを紹介したいと思います。
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本多氏入封400年記念企画展
膳所城と藩政―築城から幕末十一烈士事件まで―
平成30年 3月3日(土)〜4月15日(日)

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 平成29年(2017)、本多康俊(ほんだやすとし)が膳所藩主となった元和3年(1617)から400年となる節目の年を迎えました。藩主は、康俊、俊次(としつぐ)と続いて後、いったん菅沼氏、石川氏に代わりますが、慶安4年(1651)、本多俊次が藩主に再任されて以降、明治4年(1871)の廃藩置県まで、本多氏が世襲(せしゅう)しました。膳所藩は、江戸幕府にとって、畿内近国を抑える譜代大名として重要な役割をにない、また禁裏(京都御所)や京都市街の防火、交通の要地・瀬田唐橋の修築などにもあたっていたのです。本展では、膳所城や城下町を描いた大絵図、藩主本多氏が着けた甲冑、戦いのときの家臣団の陣立図、幕末動乱のなかで処刑された十一烈士の遺品を始め、藩校遵義堂(じゅんぎどう)や膳所焼に代表される教育と文化、領内農民の生活の様子などを、バラエティーに富んだ資料の数々によって紹介します。
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ミニ企画展

第135回ミニ企画展
大津絵 れきはく蔵出し展
平成29年 4月11日(火)〜5月21日(日)

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 歴史博物館の大津絵収蔵品を一気に公開。普段はあまり展示できない神像や仏画の初期大津絵から、簡略で明解なキャラクターの姿が楽しい中期や後期の大津絵まで、40点ほどの作品を、まとめて蔵出しします。
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第136回ミニ企画展
平成28年度新収蔵品展
平成29年 5月23日(火)〜6月18日(日)

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 歴史博物館では、大津や滋賀にかかわる様々な資料を継続的に収集しています。平成28年度は、23件の資料が新たに加わりました。紀楳亭による大津絵の見立てや地元ゆかりの柴田晩葉や渡辺公観の絵画作品、膳所藩主歴代の寄進状や坂本の山門公人に関する古文書、そのほか津田三蔵や大津祭に関わる資料など、いずれも大津の歴史と文化を語るうえで大変貴重な資料ばかりです。バラエティー豊かな資料の数々を、この機会にぜひご覧ください。
 なお、昨年度に収集した資料は以下のリンクで紹介しています。スペースの都合上、すべてを展示できませんが、参考にご覧ください。
平成28年度 上半期の新収蔵品
平成28年度 下半期の新収蔵品

 

第137回ミニ企画展
玻璃丸が浮かんだころ
平成29年 6月22日(木)〜7月30日(日)

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 戦後から高度経済成長期にかけての琵琶湖の観光を振り返る展覧会です。 昭和25年7月24日、琵琶湖は日本初の国定公園に指定されました。その翌年、琵琶湖に浮かんだのが大型観光船「玻璃(はり)丸」です。特徴的な操舵室を持つ白亜の船は、戦後の「琵琶湖の女王」として、戦前の琵琶湖のにぎわいを取り戻す原動力となりました。今回はタイトルにも取り上げた、玻璃丸就航時の宣伝媒体(「竹生島めぐり」や「たそがれショーボート(納涼船)」などのポスター・パンフレット)や観光遊覧の水上飛行機の写真など、様々な資料から、当時の琵琶湖周辺の観光の様子をご紹介します。

 

第138回ミニ企画展
戦時中の町内会
平成29年 8月1日(火)〜9月3日(日)

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 今回のミニ企画展では、おもに戦時中から、終戦後の進駐軍時代に及ぶ町内会に関する資料である、町内会長宛てに出された通達文(回覧板)などを展示します。これらの通達文は、粗悪な紙や反故紙(ほごし)を使ったガリ版刷のものがほとんどで、経年劣化が進んで読みにくくなっていますが、当時の大津市民が経験した戦時下の困難な生活実態をなまなましく今に伝えてくれる貴重な資料です。 展示では、衣料切符や味噌・醤油・塩などの購入通帳配布に関する通達、金属類供出の指示、占領軍の大津進駐に際する注意事項など、多岐に渡る資料を紹介します。これら資料を通して、あらためて平和の大切さについて考える素材としていただければ幸いです。

 

第139回ミニ企画展
都へのまなざし‐大津宮の研究と発掘‐(企画展第2会場)
平成29年9月26日(火)〜11月26日(日)

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 昭和49年、大津市の錦織遺跡において、近江大津宮とみられる建物跡が発見されました。文献に登場する大津宮の様子や、明治以降の所在地論争から、錦織遺跡の発掘調査によってわかってきた宮の構造まで、近江大津宮をとりまく発掘と研究の歴史について紹介します。

 

第140回ミニ企画展
三井寺の近世絵画
平成29年 11月28日(火)〜平成30年1月14日(日)

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 当館では、三井寺に伝わる絵画の悉皆調査を継続して進めています。長い歴史を有する三井寺には、仏像以外にも、多くの絵画が伝来しています。本展では、新たに見つかった作品を中心に、これまで公開される機会の少なかった、三井寺の近世絵画の世界を紹介します。

 

第141回ミニ企画展
大津の須恵器と生産遺跡
平成30年 1月16日(火)〜3月11日(日)

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 須恵器は、青灰色に焼き締められた硬質の土器で、古墳時代から平安時代にかけて使われた器です。朝鮮半島から伝わった技術によって、国内でも多数生産されました。本展では、大津市・山ノ神遺跡の出土品を中心に、市内から出土した須恵器と、窯跡などの生産遺跡について紹介します。

 

第142回ミニ企画展
『大津市史』編纂の歩み
平成30年 3月13日(火)〜4月15日(日)

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 大津では、明治時代から現在に至るまで、いくつもの『大津市史』が作られてきました。本展では、それらの編纂過程で収集・寄贈され、当館に移管された古文書・歴史資料を展示し、あわせて大津の歴史編纂の歩みを紹介します。