大津市歴史博物館

展示・イベント

平成26年度-れきはく講座-

企画展関連講座(第581回れきはく講座)
石山寺校倉聖教とその修理
藤田 励夫(文化庁美術学芸課文化財調査官)

平成26年3月22日(土) 14:00〜15:30

 石山寺中興の祖である淳祐は学門研究に徹し、以来、石山寺は学問の寺として知られてきました。平安時代前期から院政期を中心とする校倉聖教1,925点は、一切経と共に校倉に収蔵されてきたもので、仏教史、国語学、美術史上においてたいへん重要なものです。これらは、淳祐の教学研究の伝統を引き継いだ学僧朗澄が中心となって集成したものと考えられており、現在、十数年にわたる平成の大修理が進められています。校倉聖教の魅力と修理について、お話しさせていただきます。

企画展関連講座(第583回れきはく講座)
未公開大津事件資料の全貌
樋爪 修(本館館長)

平成26年4月5日(土) 14:00〜15:30

 明治24年(1891)の大津事件について、5月11日の事件発生から無期徒刑の判決が下った同月27日まで、大津地裁や大審院では様々な裁判のための手続きが進行していました。
 本講座では、従来未公開となっていた大審院の「大津事件資料」を画像で詳しく映写しながら、訊問調書や津田三蔵の自署と拇印、宣誓書、証人の呼出状、弁護人の選任、裁判の全容を記した公判始末書など生々しい資料の全貌を紹介します。

企画展関連講座(第584回れきはく講座)
江戸時代における文書作成と印鑑
東谷 智(甲南大学文学部歴史文化学科教授)

平成26年4月12日(土) 14:00〜15:30

 現在、多くの人がハンコを持ち、様々な場面でハンコを捺す事があります。こうした「ハンコ社会」はいつ出来上がったのか。またどういった理由から「ハンコ社会」ができたのでしょうか。
 本講座では、江戸時代の古文書を用いて、ハンコの使われ方など、当時の文書作成の作法について述べるとともに、ハンコを必要とした社会の仕組みについても触れたいと思います。なお、ハンコの話ですので、古文書のくずし字が読める必要はありません。

第585回れきはく講座
近江国府と保良宮
田中 久雄(大津市教育委員会文化財保護課技師)

平成26年4月26日(土) 14:00〜15:30

 奈良時代の近江国には、藤原仲麻呂の絶大な権力の下、琵琶湖をはさんで、瀬田の地域に近江国府、その対岸の膳所から石山の間に保良宮が存在していました。最新の発掘調査成果によって徐々に判明してきた、これら2大遺跡の謎にせまります。

第586回れきはく講座
仏像の手−手は口ほどにものを言う−
久永 昂央(同志社大学博士課程)

平成26年5月3日(土) 14:00〜15:30

 みなさんは仏像を拝む時にどこを見ますか?お顔が重要であることは言うまでもありませんが、それと同じくらい大切なところが「手」です。仏像は手振りで色々なことを語ってくれます。本講座では仏像の種類や時代に即しながら、手の役割についてお話します。

第587回れきはく講座
大津・京都の天皇陵 どうやって決められたか
伊東 宗裕(京都市歴史資料館専門員)

平成26年5月10日(土) 14:00〜15:30

 天皇陵といっても、古代史を対象とするのではなく、江戸時代以降、どうやって天皇陵を決めていったのかという点を採り上げます。確実な陵は非常に少なく、その時の学問水準や政治的なかけひきのなかで、天皇ひとりひとりに陵を決めていく作業が完了したのは昭和19年のことです。
 本講座では、とくに大津市の弘文天皇陵と、京都市伏見区の桓武天皇陵をとりあげ、考古学や古代史以外の視点から見る天皇陵のおもしろさを語りたいと思います。

第588回れきはく講座
近世大津湊の実像
杉江 進(本館副館長)

平成26年5月24日(土) 14:00〜15:30

 江戸時代の大津は、湊町・宿場町・園城寺の門前町など、いくつもの顔を持っていました。なかでも、大津の地名由来ともなった湊町としての姿は、湖岸に並んだ「関」と呼ばれる荷揚げ場によって知られています。ところが、湊町としての全体像は、今一つ不明確です。
 本講座では、琵琶湖水運の盛衰と関連させながら、関の位置や構造、湖岸に連なった彦根藩をはじめとする諸藩の蔵屋敷絵図などを通じて、大津湊の実像を探っていきます。

第589回れきはく講座
近江の茶陶‐古膳所と湖東焼を中心に‐
梶山 博史(兵庫陶芸美術館学芸員)

平成26年6月7日(土) 14:00〜15:30

 江戸前期に大名茶人小堀遠州好みの茶道具を制作した膳所焼(古膳所)は、近年窯跡の発掘調査が行われ、新事実が明らかとなりました。また、江戸後期から明治にかけて彦根周辺で制作された湖東焼については、同時代の近畿周辺のやきものや、中国清時代のやきものに関する研究が進んだことにより、従来とは異なる側面が見えてきました。本講座では、膳所焼と湖東焼を中心に、その魅力と研究の最前線について紹介します。

第590回れきはく講座
さまざまな近江の土で焼き物を焼く(対談)
清水 志郎(陶芸家)・横谷 賢一郎(本館学芸員)

平成26年6月14日(土) 14:00〜15:30

 陶芸家が作陶をする場合、多くの作家は、窯業卸会社や陶土販売業者から陶土を購入して制作にかかります。しかし、清水氏は、自宅の庭の土をはじめ、近江や京都、越前など、さまざまな場所に赴いては土を掘り、自前の土で作陶をされています。これは、祖父の清水卯一氏が、やはり、ご当地の近江の土を掘って作陶していたことに通じる姿勢です。本講座では、業者の土と自前の土による作行の違いをはじめ、自作の小型陶製窯による焼成の解説、施釉の作品と焼き締めの作品、双方の仕事の違いなど、作陶の仕事について伺うとともに、陶芸作品の見かたを解説いただきます。

歴史博物館・日本フェノロサ学会共同開催(第591回れきはく講座)
フェノロサと日本文化 ―伝統と近代化の間で―
神林 恒道(日本フェノロサ学会会長・大阪大学名誉教授)

平成26年7月26日(土) 14:00〜15:30

 明治時代の初め、西欧をモデルに、明治政府は「文明開化」をスローガンに掲げ、急速な近代化政策を推し進めました。また一方で「神道立国」を目指した「廃仏毀釈」の運動により、多くの伝統的な文化財が破壊されるという危機に見舞われました。これを救ったのがお雇い外国人のフェノロサと岡倉天心でした。フェノロサは後に仏教に帰依し、園城寺法明院にその墓所があります。講座では、いかにして近代日本における芸術文化の受容がなされたかを語ります。

企画展「戦争と大津」関連講座(第592回れきはく講座)
滋賀県の戦争遺跡
中井 均(滋賀県立大学教授)

平成26年8月2日(土) 14:00〜15:30

 滋賀県内には、明治以降の軍隊にかかわる施設が残されています。こうした施設は戦争遺跡と呼ばれ、戦争を風化させないために保存・活用されています。今回は八日市に残る掩体壕や、米原の列車壕、大津の陸軍墓地などの戦争遺跡を紹介するとともに、滋賀県が戦争とどう向き合っていたのかを明らかにしたいと思います。

企画展「戦争と大津」関連講座(第593回れきはく講座)
戦前から戦後の学校教育
樋爪 修(本館館長・学芸員)

平成26年8月9日(土) 14:00〜15:30

 昭和20年8月15日の終戦を境にして、日本の学校教育の内容や制度は大きく変わりました。本講座では、終戦以前の複雑な学校制度や国定教科書の内容を紹介するとともに、戦後のGHQや学校の教師たちが取り組んだ教育改革の様子を、大津市内の学校に焦点を当てながら明らかにします。

企画展「戦争と大津」関連講座(第594回れきはく講座)
大津海軍航空隊跡を訪ねる【現地見学会】
樋爪 修(本館館長・学芸員)

平成26年8月16日(土) 10:00〜11:30

 際川一丁目の現・陸上自衛隊大津駐屯地は、戦前、大津海軍航空隊の置かれていた場所にあたります。今も駐屯地内には、海軍航空隊の当時の姿を伝える痕跡が見られます。今回の講座では、それら施設を見学するとともに、昭和30年代の地図などにより、周辺のかつての様子を解説します。

企画展「戦争と大津」関連講座(第595回れきはく講座)
戦時下における子どもたちのくらし【中止】
北村 美香(滋賀県平和祈念館学芸員)

平成26年8月23日(土) 14:00〜15:30

 本講座は、都合により中止させていただきます。

第596回れきはく講座
八所神社の古文書を読み解く−江戸時代の伊香立の生活史−
高橋 大樹(本館学芸員)

平成26年9月6日(土) 14:00〜15:30

 伊香立の鎮守である八所神社には、鎌倉時代から江戸時代の古文書が多く伝来しています。それらを読み解くことで明らかになる、隣接する葛川との相論、八所神社・神宮寺の維持・管理、江戸時代の伊香立地域の人々の生活などについてお話します。

第597回れきはく講座
伊香立の田遊び
和田 光生(大津市教育委員会文化財保護課参事)

平成26年9月13日(土) 14:00〜15:30

 伊香立の八所神社では、かつて「はるくわ」と呼ばれる芸能があり、その唄本が残っています。これは、「田遊び」に分類される芸能で、稲作の諸作業を神様の前で演じ奉納する芸能です。現在は消えてしまったこの芸能について、周辺の事例とも関連させながら考えてみます。

企画展「三井寺 仏像の美」関連講座(第598回れきはく講座)
三井寺の仏画入門
百橋 明穂(神戸大学名誉教授)

平成26年10月18日(土) 14:00〜15:30

 三井寺には、国宝「不動明王像(黄不動尊)」や国宝「五部心観」をはじめとして、数多くの仏画の優品が伝来しています。三井寺を中興した智証大師円珍(814−891)は、唐からの帰朝に際して経典や仏画などを請来しました。以降、円珍の請来したものを「智証大師様(ちしょうだいしよう)」と呼び、仏像・仏画を制作する際の一つの規範としてきました。本講座では、長い歴史を誇る三井寺に伝わる仏画の優品の数々を紹介します。

企画展「三井寺 仏像の美」関連講座(第599回れきはく講座)
三井寺のほとけ
福家 俊彦(園城寺執事長)

平成26年10月25日(土) 14:00〜15:30

 大津京の時代に創建された天台寺門宗総本山・園城寺(通称三井寺)には、本尊の絶対秘仏弥勒仏をはじめ、国宝の金色不動尊や智証大師像、新羅明神像、さらには未指定の仏像が数多く安置されています。本講座では三井寺僧の視点から、三井寺の仏像の諸相についてお話しします。

第600回記念れきはく講座(企画展関連講座)
三井寺の護法神
石丸 正運(美術史家・園城寺信徒総代)

平成26年10月26日(日) 14:00〜15:30

 バリエーション豊かな三井寺の仏像の中でも、異国の神の姿を持つ「新羅明神」と、千団子まつりで有名な「護法善神像」は、三井寺ならではの個性ある神様です。講座では、寺と法脈を守護する役割や、民衆の幸せをも担う役割を持つこれらの神様についてわかりやすく解説します。

企画展「三井寺 仏像の美」関連講座(第601回れきはく講座)
中国における高僧像の制作と日本への普及−円珍像の造像背景−
稲本 泰生(京都大学人文科学研究所准教授)

平成26年11月1日(土) 14:00〜15:30

 円珍が入唐した9世紀頃、中国の高僧の間では、入滅する際にミイラとなり即身成仏することが流行していました。さらに高僧の遺骨を使用しての高僧像の制作が多くみられました。講座ではこのような特異な高僧像の制作状況について解説し、国宝の智証大師像(御骨大師)の造像背景を探ってみたいと思います。

企画展「三井寺 仏像の美」関連講座(第602回れきはく講座)
半跏思惟像について−三井寺本尊の源流−
藤岡 穣(大阪大学大学院文学研究科教授)

平成26年11月8日(土) 14:00〜15:30

 三井寺の本尊は弥勒仏で、6世紀に百済王よりもたらされた天皇家伝来像といいます。この頃、中国大陸や韓半島で多く造られていたのが、金銅仏の半跏思惟像です。講座では、最新の蛍光X線分析の結果をふまえ、各国の半跏思惟像の造像についてみていきます。

企画展「三井寺 仏像の美」関連講座(第603回れきはく講座)
三井寺の仏像を巡る【現地見学会】
寺島 典人(本館学芸員)

平成26年11月15日(土) 一日コース(健脚向き)

 三井寺では古代から近世まで、各時代の様式を持つ仏像がたくさん残っています。今回は企画展に展示中の像や三井寺の堂舎に安置の仏像を見て回り、日本の仏像様式の基本に触れるとともに、広大な三井寺の境内と所領を体感していただきます。※館内と三井寺山内以外の仏像見学はありません。
【見学コース】大津市歴史博物館・企画展「三井寺 仏像の美」― 金堂 ― 唐院大師堂(秘仏国宝智証大師坐像ほか)― 文化財収蔵庫(微妙寺・十一面観音立像ほか)― 観音堂(秘仏如意輪観音坐像ほか)― 小関越え ― 京阪追分駅解散

企画展「三井寺 仏像の美」関連講座(第604回れきはく講座)
三井寺の近世仏画
鯨井 清隆(本館学芸員)

平成26年11月22日(土) 14:00〜15:30

 智証大師円珍が三井寺を中興して以降、中世を通じて繁栄を築いた三井寺は、文禄四年(1595)、豊臣秀吉により闕所を命じられ、堂塔は破壊され、寺領は没収されてしまいます。その後、秀吉が亡くなると、闕所は解かれ、有力大名によって急速に復興を遂げ、かつての繁栄を取り戻していきます。本講座では、近世の三井寺で作られた仏画を中心に紹介します。

第605回れきはく講座
大津の古墳めぐり−滋賀里〜皇子山−【現地見学会】
福庭 万里子(本館学芸員)

平成26年12月6日(土) 午後半日コース(健脚向き)

 大津市内では、古墳時代の初めから終わりまで数多くの古墳が造られました。今回は、滋賀里〜皇子山の範囲に残る古墳を歩いて見学します。【見学予定先】大津市埋蔵文化財調査センター(展示見学)・百穴古墳群・福王子古墳群・皇子山古墳など。※行程は全て徒歩です。

第606回れきはく講座
竹生島と徳川家康−波兎文様の秘められた意味−
山本 泰一(徳川美術館参与)

平成27年1月17日(土) 14:00〜15:30

 波兎文様は謡曲『竹生島』の詞章「月 海上に浮かんでは 兎も波を走るか 面白の島のけしきや」に由来し、嵯峨本の下絵、漆器や陶器などの意匠として盛んに用いられ、親しまれました。この文様を染めた徳川家康着用の衣服が名古屋の徳川美術館にあります。地味と言われている家康が本当に着たのか、と思わせられるような奇抜でかわいい衣服です。なぜ最高権力者の衣服のデザインとされたのか、その隠された意味を探ります。

古文書読み解き連続リレー講座1(第607回れきはく講座)
大津代官のお仕事
高橋 大樹(本館学芸員)

平成27年1月24日(土) 14:00〜15:30

 江戸時代、幕府領だった大津町(大津百町)には、その支配のため代官が置かれました。それが大津代官です。大津代官の業務は多忙を極め、民政だけでなく、琵琶湖水運、漁業における争い、また畿内に拡がる幕府領で起こる問題にも対処しました。本講座では、大津代官の職務や大津町などに対して出した法令など、関係する古文書を読み解きながら、みなさんとご一緒に考えたいと思います。
(※古文書読み解き連続講座の導入篇・入門編にあたります)

古文書読み解き連続リレー講座2(第608回れきはく講座)
大津の油屋仲間
齊藤 慶一(野洲市歴史民俗博物館学芸員)

平成27年1月31日(土) 14:00〜15:30

 江戸時代、主に灯油として用いられた油は重要な日常生活品として位置づけられ、油とそれを扱う商人は、幕府政策によって統制されていました。大津の油屋は、原料と製油を担う者たちに大別され、仲間と呼ばれる組合をそれぞれ結成します。これらの油屋仲間は、幕府の政策によって統合され、一大消費地、京都への供給を担うこととなります。残された記録から仲間の実態を探り、また油流通において、江戸・大坂・京都の三都に与えた大津油屋仲間の役割を考えます。

古文書読み解き連続リレー講座3(第609回れきはく講座)
江戸時代の大津祭
杉江 進(本館副館長)

平成27年2月7日(土) 14:00〜15:30

 400年ちかい歴史をもつ大津祭は、湖国三大祭の一つに数えられ、豪華な見送幕や巧みなからくりで知られます。本講座では、同時代の人々の著作、関係者によって代々書き継がれてきた祭りの記録、町内に残された古文書、実景の挿絵を入れて出版され多くの読者を集めた名所図会などを題材に、江戸時代の大津祭の姿を明らかにしたいと思います。

古文書読み解き連続リレー講座4(第610回れきはく講座)
揺れ動く幕末の大津
樋爪 修(本館館長)

平成27年2月14日(土) 14:00〜15:30

 「大津御用米会所要用帳」(全22冊)には、江戸時代中期から幕末期までの、大津の米売買を始めとする物資流通や政治的事件などが詳しく記されており、天領であった大津町の役割や町人の生活の様子が分かります。今回は、そのなかから激動の幕末期に焦点を当て、尊王攘夷派の活動や禁門の変(蛤御門の変)勃発時の大津の様子、瀬田川開削計画や東海道の交通などを紹介します。

企画展「江若鉄道の思い出」関連講座(第612回れきはく講座)
江若、最後の二日間を追って
福田 静二(同志社大学鉄道同好会クローバー会)

平成27年3月14日(土) 14:00〜15:30

 浜大津から近江今津まで、琵琶湖西岸を走り続けた江若鉄道は、湖西線建設に伴って昭和44年11月に廃止されました。特徴のある多彩な車両、湖と山を見ながら走る美しい沿線風景は、40年余り経った今でも忘れることはできません。江若鉄道に通い続けて写真を撮り、最終日までしっかり見届けた、ある鉄道趣味者が、江若鉄道の魅力を写真とともに語ります。

企画展「江若鉄道の思い出」関連講座(第613回れきはく講座)
江若鉄道の痕跡さがし【現地見学会】
木津 勝(本館学芸員)

平成27年3月20日(金) 午後半日コース(徒歩)

 かつて江若鉄道が通っていた線路跡をめぐる見学会です。三井寺下駅から浜大津周辺に、今も残る江若鉄道の痕跡を探しながら、当時の写真や地図を手がかりに、かつての様子をみなさんと一緒に想像してみたいと思います。

企画展「江若鉄道の思い出」関連講座(第614回れきはく講座)
思い出のなかの江若鉄道
木津 勝(本館学芸員)

平成27年3月28日(土) 14:00〜15:30

 昭和44年に廃線となった江若鉄道は、今も多くの人々の記憶の中に残っています。本講座では、それぞれの立場での江若鉄道の懐かしい思い出話を紹介しながら、営業当時の様子を振り返るとともに、これらの思い出を記録しておくことの意味を考えてみたいと思います。