広告は、時代を映し出す鏡です。
人々の関心をひきつけるために、広告には人物の服装やキャッチコピーなどに当時の流行や世相が積極的に取り入れられ、時には自らが流行を作り出していくこともありました。また、商売繁盛を象徴するキャラクターや企業が作り出したマスコットは、その時代を代表するキャラクターとして、私たちにその頃を思い起こさせてくれます。
本展では、ブリキのおもちゃを中心に、多彩な近代資料のコレクターとして知られる北原照久氏のコレクションから、近代以降の広告を中心に、様々な広告や商業意匠、約五〇〇点を展示。広告から当時の世相や風俗の移り変わりを紹介します。 また、大津駅〜歴史博物館一帯では、「街かどの広告展」として、展示施設や商店等でも大津市内の広告に関する資料を展示していただきます。期間中は「商売繁盛まちかど広告スタンプラリー」も開催、近代大津の広告や商店街の賑わいを楽しみながら散策していただけます。
■展覧会の見どころ■
〇福助、招き猫などの繁盛を呼ぶキャラクターや、昭和三〇年代を中心に企業が制作したキャラクターなどが大集合。店頭人形やマスコット人形など盛り沢山です。
〇当時の流行や世相が織り込まれた、近代の引札やポスターを多数展示。図柄から時代の移り変わりがわかります。
〇その他、琺瑯看板や木製看板など、懐かしいものから、ちょっと変わった珍品まで街を賑わした様々な広告を紹介します。
■観覧料■
一 般 ６００円（４８０円） 高・大生 ５００円（４００円） 小・中生 ４００円（３２０円）
※（ ）内は、団体（15名以上）、前売、市内在住の六五歳以上の方・障害者の方の割引料金
