伊香立途中町にあり、藤原百川(ももかわ)の娘・旅子(たびこ)の霊をまつる。旅子はこの地に生まれ、のち桓武天皇の夫人となる。彼女の死後、その遺言によって生まれ故郷の梛(なぎ)の木の下に埋葬された。同社には神木椰の古木が残る。社名も彼女が再び故郷に還って来たことに由来する。