江戸時代初期、この庭園と茶室は、地元の郷士・北村幽安と茶人として有名な藤村庸軒(ようけん)の合作。当主の先祖は堅田の水運を統制した郷士であり、茶室(県指定文化財)には船の構造をたくみに取り入れている。対岸の三上山を借景とした庭園もまた素晴らしい。国指定名勝。拝観は事前連絡が必要。建物は県指定文化財。