天台宗の長であり延暦寺の住職でもある天台座主(ざす)の御座所。地元では滋賀院御殿と呼ばれている。江戸時代初期の元和元年(1615)、天海大僧正が後陽成天皇から京都の法勝寺を賜って建立。のち後水尾天皇から滋賀院の号をうけた。襖絵や庭園など、見るべきものが多い。一般公開。