比叡山には、延暦寺の伽藍がたち並び多くの参拝者があった。そのため琵琶湖方面からの参拝を容易にすることからケーブルの敷設が検討され昭和2年(1927)山麓の坂本駅から山上の叡山中堂駅までが開通。その距離2025メートル。深い谷をまたぐ橋やトンネルの掘削など難工事であった。