穴太一丁目にある。祭神は景行(けいこう)天皇。社伝によると、景行天皇が高穴穂宮で崩御した後、次の成務(せいむ)天皇が先帝の遺徳を偲び宮内に祀ったことに始まるという。本殿の背後には、高穴穂宮の跡碑が建つ。高穴穂宮は『古事記』と『日本書紀』に登場し、大津で最初の都と伝えられるが、現在、高穴穂宮の存在を裏付けるような遺構・遺物は見つかっていない。