大津市歴史博物館

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大津の歴史事典

 分野:遺跡   地区:唐崎

穴太廃寺跡

あのうはいじあと

大津宮関連遺跡の一つ。昭和59年(1984)の発掘調査で二つの時期の伽藍(がらん)配置をもつことが判明。そのうち創建当初の伽藍配置は明確ではないが、再建時のものは、西に金堂、東に塔、北に講堂といった奈良の法起寺式伽藍配置。講堂跡付近からせん仏・銀製押出仏等が出土。出土遺物から平安時代中頃まで存続していたとみられる。国指定史跡。

交通アクセス

京阪電車石坂線穴太駅下車、徒歩5分


穴太廃寺跡
穴太廃寺の講堂跡(滋賀県教育委員会提供)