天台寺門宗の総本山。大友皇子の子、与多王(よたおう)が創建し、後の貞観8年(866)円珍が天台別院として再興したのが始まり。同寺の湧水を天智・天武・持統の三天皇の産湯としたことから御井寺(みいのてら)と呼ばれ、また園城寺の名は、与多王が父の荘園城邑(領地)を献上して寺院としたことに由来する。観音霊場の札所としても知られる。