大津の歴史事典
比良八講(荒)
ひらはっこう
3月26日、天台系の行者たちが行う。比良山系の打見山で取水された法水を船上から琵琶湖にまき、浄水祈願がなされる。これは伝説に、比良山麓で修行中の若い僧を慕い、九十九夜通いつめたあげく思いを遂げられずに湖中に没したという娘の供養と湖で遭難した人々の供養の意味がこめられている。
3月26日、天台系の行者たちが行う。比良山系の打見山で取水された法水を船上から琵琶湖にまき、浄水祈願がなされる。これは伝説に、比良山麓で修行中の若い僧を慕い、九十九夜通いつめたあげく思いを遂げられずに湖中に没したという娘の供養と湖で遭難した人々の供養の意味がこめられている。