石山寺一丁目の伽藍山の麓に寺域をもつ。大本山・石山寺(真言宗)は、縁起では天平19年(747)聖武天皇の命により良弁(ろうべん)が開いたという。後の天平宝字5年(761)に伽藍が整備された。平安時代後期には貴族の女性らに信仰され、後には西国三十三所観音霊場の13番札所として庶民の信仰を集めた。寺名は境内の硅灰石(けいかいせき)に由来。