大正2年(1913)に運転を開始した宇治発電所(宇治市宇治山田)への導水路。取水口は瀬田川洗堰の北360メートルの地点で、発電所まで11キロの水路が通されている。琵琶湖と宇治の標高差を利用したもので、水路の掘削工事は明治41年(1908)の着工。当時はかなりの難工事であったという。