小野にあり、天台真盛宗。承和14年(849)小野篁開基と伝える。本尊木造阿弥陀三尊立像の中尊は、13世紀末頃の作で来迎印を結ぶ。両脇侍はもともと一具ではなかった菩薩像が三尊として安置されたもの。左脇侍は12世紀末頃で慶派の作とされ、右脇侍は13世紀前半の作とされる。また、同じく鎌倉時代の地蔵菩薩立像も安置される。