最近、昭和30年代がちょっとしたブームです。当時の町並みが再現されたフードテーマパークが次々と作られ、その時代を経験した人は懐かしさを抱き、また経験していない人にとっても、新鮮な感覚で受けとめられているようです。戦後の高度経済成長期は、人々の生活・暮らしといった日常レベルにおいて、大きな変化が起こった時代といえます。また、余暇を楽しむレジャーブームも訪れ、公共交通やマイカーを利用して、家族は周辺の行楽地に出かけるようになり、旅の思い出を作っていきました。 |
◆1.家族旅行に行こう!◆
愛知県の師勝町歴史民俗資料館の収蔵品により、当時の家族旅行の様子を、「計画・準備」から「出発」、「帰宅」、「思い出」の整理までをイメージして構成。当時の家庭にあった調度品などと共に展示することで、展示を見ながら擬似的な旅行気分を味わっていただきます。展示作品は、旅行カバン、ガイドブックや旅行先などで買い求められた置物などのお土産品の数々です。
タワーのおみやげもの 師勝町歴史民俗資料館蔵
国内旅行ブームとともに広まり、各観光地には必ずといっていいほど置かれていた三角形の観光ペナント。しかし、土産物や旅の多様化から昭和の終わりとともに下火となり、現在ではほとんど見かけなくなりました。このコーナーでは、日本全国の観光ペナント数百枚を展示し、その発生や展開を紹介します。 |
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大津は、琵琶湖の風光と豊かな文化財を背景に、社寺参詣や琵琶湖の湖上遊覧など、戦前から観光地としての性格を持っていました。このコーナーでは、昭和30年代以降の交通網の整備やレジャーブーム・マイカーブームの中で、次々と出来上がっていった市内の観光レジャー施設の様子を紹介します。また、昭和43年に行なわれた「びわ湖大博覧会」も大きく取り上げます。
観光船玻璃丸(はり丸) 昭和26年就航
びわ湖タワー全景 昭和42年オープン |
サンケイバレイ(びわ湖バレイ) 昭和40年オープン |
◆休館日◆ 月曜日
◆観覧料◆
一般500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生300円(240円)。
( )内は前売り券、15名以上の団体、市内在住の65歳以上の方・障害者の方
の割引料金(二割)
◆主 催◆
大津市・大津市教育委員会・大津市歴史博物館