1.相応・明王院・回峰行 |
@比良修験(ひらしゅげん)の伝統
湖西にそびえ立つ比良山系は、古来より山岳信仰の修行地として注目されていました。ここでは、比良山系の麓に伝わる仏像などを展示します。 |
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A相応伝
円仁の弟子である相応は、北嶺回峰行の祖として行門で重要視されてきました。
ここでは、相応の肖像画や伝記などを紹介します。
写真左:重要文化財 絹本著色相応和尚像
鎌倉時代 延暦寺蔵 |
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B相応ゆかりの地の文化財
相応には、葛川三の滝での不動明王感得後、桂の木から明王院・比叡山無道寺明王堂・伊崎寺(近江八幡市)に3体の不動明王を刻んだといわれています。これら相応の足跡を伝える寺院に伝わる仏教美術や史料などを紹介します。
写真右:木造毘沙門天立像 平安時代 明王院蔵 |
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C葛川明王院と葛川参籠
明王院で現在も行なわれている参籠(夏安居)や太鼓廻しに関する史料のほか、参籠札(さんろうふだ)・懸仏(かけぼとけ)・聖教(しょうぎょう)などを紹介します。
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重要文化財 葛川明王院 参籠札
室町時代 明王院蔵
(青蓮院門主慈道・足利義尚・日野富子) |
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「太鼓廻し」で太鼓から飛び降りる行者 |
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D北嶺回峯行
比叡山内を約30キロ踏破する回峰行。中でも「千日回峰行」は、比叡山でも最も過酷な行の1つとして有名です。ここでは、謎の多い回峰行に関する史料を展示するとともに、現在行なわれている行の様子を写真パネル等で紹介します。 |
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2.葛川明王院の世界 |
明王院に伝来する相論や、葛川の状況を伝える膨大な古文書と絵画を紹介します。 |
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葛川古参詣絵図 室町時代 明王院蔵 |
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