木造獅子・狛犬 1対 平安時代 大津市大江・若松神社蔵 |
このたび、大津市大江の若松神社の「木造獅子・狛犬 1対 平安時代」が、国の重要文化財に指定されることを記念して、大津市歴史博物館の常設展示室2階において特別公開を実施します。
ヒノキの一木からその体躯のほとんどを彫り出す一木造です。丸太を髣髴させる体つきは重量感があり、胸筋の盛り上がりも力強い表現を持っています。一方、胸をそって上体を伸びあがらせる姿勢は上品な趣があります。ほぼ正面を向いていますが、やや首をかしげて拝者の方を向き、写実的な動きを表しています。その構造や姿勢などから、平安後期の造像と考えられています。全国的に見ても平安時代の獅子・狛犬は極めて少なく、本像は貴重な作例です。
※像高 獅子(頭頂から)71.0p、狛犬(頭頂から)72.8p
タイトル | 新指定 重要文化財 若松神社「木造獅子・狛犬」特別公開 |
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会期 | 平成27年 6月26日(金)〜8月2日(日) |
期間中の休館日 | 6/29,7/6,13,21,27は休館 |
会場 | 大津市歴史博物館 常設展示室2階 |
観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます。 一般270円(210円) 高校・大学生200円(160円) 小中学生 130円(100円) ※( )内は、15名様以上の団体料金。大津市内在住の65歳以上の方、大津市内在住の障害者の方は無料(証明するものをご提示ください)。 |