大津市歴史博物館

お知らせ

園城寺(三井寺)に伝来する絵画の特別公開について
平成27年 8月4日(火)〜


絹本著色新羅明神像
室町時代(14世紀)
園城寺(法明院)蔵
絹本著色訶梨帝母像
鎌倉時代(14世紀)
園城寺(法明院)蔵
絹本著色三尾明神像
室町時代(15世紀)
園城寺(唐院)蔵

概要

 智証大師円珍(814〜891)によって開かれた園城寺(三井寺)には、三井寺独自の護法神を表した絵画が数多く伝来しています。今回は、その中でも特に著名で、出来栄えの優れた3点を特別に公開します。


解説

■新羅明神(しんらみょうじん):円珍が唐より帰国する際に円珍を守護した異国の神で、円珍が三井寺を譲り受けた後、勧請され三井寺の護法神として祀られるようになりました。
■訶梨帝母(かりていも):釈迦によって教化された子供の守り神とされていますが、円珍は子供のころに見た夢の中で訶梨帝母に仏法護持を誓っており、大人になった円珍は三井寺に訶梨帝母を勧請し、護法神として祀りました。
■三尾明神(みおみょうじん):三井寺創建以前から長等山を守護していた古い神で、伊弉諾尊の垂迹した姿とされています。三尾明神が卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方より出現したという言い伝えにより、昔から兎が三尾明神のお使とされています。


企画展インフォメーション

タイトル 園城寺(三井寺)に伝来する絵画の特別公開について
会期 平成27年 8月4日(火)〜
期間中の休館日 月曜日(月曜日が休日の場合は、その翌日)
会場 大津市歴史博物館 常設展示室2階
観覧料 常設展示観覧料でご覧いただけます。
一般270円(210円)  高校・大学生200円(160円)  小中学生 130円(100円)
※( )内は、15名様以上の団体料金。大津市内在住の65歳以上の方、大津市内在住の障害者の方は無料(証明するものをご提示ください)。