会場 | 常設展示室1階 ミニ企画展コーナー |
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休館日 | 月曜日(7月18日を除く)、6月20日から23日、7月19日 |
開館時間 | 9:00〜17:00(展示室への入場は16:30まで) |
観覧料 | [常設展示観覧料でご覧いただけます] 一般:320円(250円) 高校・大学生:240円(190円) 小中学生:160円(120円) ※( )内は15名以上の団体料金 ※大津市内在住の65歳以上の方は一般料金の半額 ※大津市内在住の障害者の方、大津市内在住の介護保険の要介護者の方・要支援の方は無料(証明するものをご提示ください) |
大津は、7世紀中ごろに天智天皇によって都が営まれ、さらに平安時代、比叡山延暦寺が開創されて以降、我が国における仏教文化の中心地の一つとなりました。さらに園城寺や西教寺、石山寺、聖衆来迎寺、そして建部大社、日吉大社といった多くの古刹や古社が造営され、我が国屈指の質量を誇る文化財が今も伝来しています。
さて、歴史博物館が建つ場所は、かつては園城寺(三井寺)の北院でした。園城寺は長等山の東麓一帯が境内で、金堂を中心とした中院と、その南北にある北院と南院からなっています。今も歴博の南隣には光浄院(国宝)が、北には新羅善神堂(国宝)があり、国宝に囲まれて建っているといってもいいでしょう。さらに周辺には、それら「三院」に属さずに活動を行う「別所」と呼ばれる山内寺院がいくつもあり、広大な敷地内で複雑な宗教活動が行われていました。長い歴史の中での栄枯盛衰の間に、多くの仏像が造像されては失われていきました。それでもなお、園城寺を中心としたこのあたりには多くの像が現存し、大切にまつられています。
本展では、本館の周辺に伝来している仏さまを、未指定の像を中心に紹介します。
大津市指定文化財 菩薩立像
北保町自治会 平安時代(8〜9世紀)
阿弥陀如来坐像
園城寺蔵 平安時代(9世紀)
大津市指定文化財 千手観音立像
近松寺蔵 平安時代(12世紀)
阿弥陀如来立像
両国寺蔵 平安時代(12世紀)
地蔵菩薩立像
園城寺蔵 平安時代(12世紀)
十一面観音立像
傳光院蔵 平安時代(12世紀)
地蔵菩薩坐像
観音寺町自治会蔵 南北朝時代(14世紀)
地蔵菩薩および二童子像
真西町自治会蔵 南北朝時代(14世紀)
阿弥陀如来オ及び両脇侍像(善光寺如来)
近松寺蔵 桃山時代(16世紀)
△1.菩薩立像 1躯 平安時代(8c後半〜9c前半) 北保町自治会蔵 |
2.阿弥陀如来坐像 1躯 平安時代(9c前半) 園城寺(金堂)蔵 |
△3.千手観音立像 1躯 平安時代(12c前半) 逢坂・近松寺蔵 |
4.阿弥陀如来立像 1躯 平安時代(12c後半) 小関町・両国寺蔵 |
☆5.地蔵菩薩立像 1躯 平安時代(12c後半) 園城寺(釈迦堂)蔵 |
6.十一面観音立像 1躯 平安時代(12c後半) 長等・傳光院蔵 |
7.地蔵菩薩立像 1躯 平安時代(12c後半) 長等・傳光院蔵 |
8.不動明王立像 1躯 平安時代(12c後半) 園城寺(光浄院)蔵 |
9.阿弥陀如来立像 1躯 鎌倉時代(13c) 小関町・両国寺蔵 |
10.阿弥陀如来立像 1躯 鎌倉時代(13c) 長等・傳光院蔵 |
11.地蔵菩薩坐像 1躯 南北朝時代(14c後半) 観音寺町自治会蔵 |
12.地蔵菩薩及び二童子像 3躯 南北朝時代(14c後半) 真西町自治会蔵 |
13.阿弥陀如来及び両脇侍像 3躯 桃山時代(16c後半) 逢坂・近松寺蔵 |
14.釈迦如来及び両脇侍像 3躯 元和9年(1623) 園城寺(唐院・三重塔)蔵 |
15.弁才天坐像 1躯 寛文12年(1672) 逢坂・近松寺蔵 |
☆印は初出陳。△印は市指定文化財 |