来年、2019年4月24日から6月15日まで、フランスのパリ日本文化会館において、ヨーロッパ初となる大規模な大津絵展「OTSU-E : imagerie populaire du Japon」が開催されます。
大津のシンボルである大津絵がヨーロッパで大々的に紹介される機会を記念し、熊倉功夫氏とクリストフ・マルケ氏の両先生にご登壇いただき、大津絵と欧米の関わりについてお話をしていただきます。テーマは、近代における欧米での日本文化の受容、とくに大津絵の表現がどのように受け止められ、影響を与えたのかという点について取り上げます。これまでにない新しい視点から大津絵を考えていきたいと思います。
タイトル | パリ大津絵展開催記念シンポジウム 大津絵・民芸・ヨーロッパ |
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開催日 | 平成30年(2018)12月22日(土)13時30分〜16時 |
会場 | ピアザ淡海 ピアザホール(大津市におの浜1-1-20,京阪電車「石場」駅下車徒歩約5分) |
参加費 | 無料(事前申込制) |
定員 | 400人 |
申込方法 | 申込受付について(12月21日更新) お申込みいただいた方だけで、すでに定員(400名)に達しました。 つきましては、当日受付は安全上、欠席者分のみのご案内とさせていただきます。 そのため、直接お越しいただいても、ご聴講していただけない場合がございますので、ご理解のほどお願い申し上げます。 「大津絵シンポジウム申込」と明記し、郵便番号、住所、氏名、電話番号)をご記入の上、大津市歴史博物館までお送りください。 ※複数人での申込みの場合は、全員の氏名をお書きください。 ※住所は、参加証の送付先として使用しますので、代表者様のみでも構いません。 ※受付後、参加証をお送りします。 【申込先】大津市歴史博物館「大津絵シンポジウム申込」 住所:〒520-0037 大津市御陵町2番2号 FAX:077-521-2666 メール:info@rekihaku.otsu.shiga.jp |
主催 | 大津市・大津市教育委員会・大津市歴史博物館 |
協力 | パリ日本文化会館 |
後援 | 京都新聞・NHK大津放送局・BBCびわ湖放送 |
チラシ |
民芸運動を牽引した柳宗悦の大津絵への関心について、特に、1930年、米国ハーバード大学附属フォッグ美術館で開催した「大津絵展」を中心にお話しいただきます。柳宗悦は、展覧会の前年より欧米を旅し、同大学で講義も行うなど、民芸について精力的に紹介しました。シンポジウムでは、当時、柳が展覧会のテーマとしてなぜ大津絵を選択したのか、その意図から柳の民芸思想を探っていただきます。
戦前のピカソやルロワ=グーラン、ゴミス、セラに始まる西洋の芸術家や文化人による大津絵収集の傾向から、彼らがどのように大津絵を見ていたのか、さらに、欧州で開催された民芸展によってミロやピカソなどの芸術家たちが大津絵に出会って影響を受けた点などについて発表いただきます。