天台真盛宗総本山西教寺では、宗祖真盛上人が始めた不断念仏が19万日をむかえたことから、11月2日から8日までの期間、不断念仏相続十九萬日大法会が厳修される予定です。本展はそれにあわせて、大津市内の天台真盛宗寺院に伝わる寺宝について紹介します。
タイトル | 第176回ミニ企画展 大津の天台真盛宗寺院の寺宝 |
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会期 | 令和4年(2022年)11月1日(火曜)から12月4日(日曜)まで |
休館日 | 月曜日、11月4日(金)、11月24日(木) 詳しくは休館日カレンダーでご確認ください |
会場 | 大津市歴史博物館 常設展示室1階ミニ企画展コーナー |
開館時間 | 9時〜17時(展示室への入場は16時30分まで) |
観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます 一般:330円(260円) 高校生・大学生:240円(190円) 小学生・中学生:160円(130円) ※( )内は15名以上の団体料金 詳しくは利用のてびきへ |
8世紀後半に比叡山延暦寺が開創されて以降、大津の地は我が国における仏教文化の中心地のひとつとして多くの神社仏閣が造営され、我が国屈指の質量を誇る文化財が伝来しています。当館は開館以来、それら仏教文化の調査や研究を行い、その成果として毎年、ミニ企画展において広く市民に紹介しています。
さて、今回のミニ企画展は、大津市内の天台真盛宗寺院に伝わる寺宝がテーマです。大津には天台真盛宗の総本山である西教寺があり、その末寺も21ヵ寺が知られています。当館では現在、それらの寺院に現存する宝物の悉皆調査を進めているところで、今まで知られていなかった文化財を確認しています。さらに、本年秋には「不断念仏相続十九萬日大法会」が西教寺において予定されており、真盛上人の活動にあらためて注目が集まると思われます。本展ではこの大法会にあわせて、市内の天台真盛宗寺院に伝わる寺宝を紹介します。全13点。うち初出陳12点。
1 地蔵菩薩立像
平安時代 和邇北浜・眞光寺蔵
2 厨子入千手観音菩薩坐像
南北朝時代 和邇北浜・眞光寺蔵
3 神像坐像
平安時代 大江・西徳寺蔵
4 鬼大師坐像
江戸時代 大江・西徳寺蔵
5 飯綱権現倚像
江戸時代 大江・西徳寺蔵
6 仏涅槃図
南北朝時代 小野・上品寺蔵
7 虚空蔵菩薩像
室町時代 小野・上品寺蔵
8 赤童子像
室町時代 小野・上品寺蔵
9 慈恵大師二童子像
江戸時代 大江・西徳寺蔵
10 六字名号 真盛筆
室町時代 栗原・慶福寺蔵
11 六字名号 真盛筆
室町時代 和邇北浜・眞光寺蔵
12 阿弥陀三尊名号 真盛筆
室町時代 大江・西徳寺蔵
13 十念名号 眞光筆
天文19(1550) 和邇北浜・眞光寺蔵