タイトル | 第181回ミニ企画展 大津の文化財調査中!-未指定文化財調査速報展示 |
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会期 | 令和5年(2023年)6月9日(金曜)から7月2日(日曜)まで |
休館日 | 月曜日 詳しくは休館日カレンダーでご確認ください |
会場 | 大津市歴史博物館 常設展示室1階ミニ企画展コーナー |
開館時間 | 9時〜17時(展示室への入場は16時30分まで) |
観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます 一般:330円(260円) 高校生・大学生:240円(190円) 小学生・中学生:160円(130円) ※( )内は15名以上の団体料金 詳しくは利用のてびきへ |
大津市は全国の市町村の中で3番目に指定等文化財の件数が多く、豊かな歴史文化に恵まれています。その一方、多くの文化財があるため未調査のものも多く、地域の歴史を考える上で重要な文化財がいまだ眠っている状態です。そこで当館では、市内に所在する約450件の寺院と、約600件の神社に伝わる文化財の包括的な調査を令和4年度から開始しました。本展では、その調査成果について仏教美術を中心に紹介します。展示作品は全て初公開です。
1 地蔵菩薩立像 1躯
平安時代 坂本・大正寺蔵
平安時代 (10世紀) にさかのぼる、比叡山延暦寺周辺で最古級の地蔵菩薩です。
2 阿弥陀如来坐像 1躯
鎌倉〜南北朝時代 坂本・大正寺蔵
関東以外では珍しい、袈裟を台座に長く垂らす「法衣垂下」形式だった可能性があります。
3 阿弥陀如来坐像 1躯
鎌倉時代 下阪本・西光寺蔵
表面の金箔は真新しいですが、鎌倉時代の作である可能性を持つ阿弥陀如来です。
4 地蔵菩薩立像 1躯
平安時代 三井寺町・大練寺蔵
頭部が断ち切られており、納入品があることが考えられます。
5 地蔵菩薩坐像 1躯
鎌倉時代 三井寺町・大練寺蔵
華麗な盛上彩色や柔らかな衣文表現が特徴的な大練寺のご本尊です。
6 神将立像 1躯
鎌倉時代 園城寺(微妙寺)蔵
色鮮やかな彩色が残る、迫力あふれる神将像です。
7 藤原秀郷立像 1躯
江戸時代 瀬田・龍王宮秀郷社蔵
俵藤太の別名で知られる藤原秀郷の像。彫刻作品は全国的にも希少です。
8 獅子頭 1頭
室町時代 逢坂・関蝉丸神社蔵
太いひも状の眉や角張った口など、おおらかな造形が見どころです。
9 方便法身尊像 1幅
大栄3年(1523) 堂・教誓寺蔵
裏書から制作年代の明らかな堂の歴史の証人です。
10 帝釈天
室町時代 田上・不動寺蔵
(十二天図のうち4幅)
智証大師円珍ゆかりの不動寺に伝わった十二天図です。
11 火天
室町時代 田上・不動寺蔵
(十二天図のうち4幅)
智証大師円珍ゆかりの不動寺に伝わった十二天図です。
12 焔魔天
室町時代 田上・不動寺蔵
(十二天図のうち4幅)
智証大師円珍ゆかりの不動寺に伝わった十二天図です。
13 羅刹天
室町時代 田上・不動寺蔵
(十二天図のうち4幅)
智証大師円珍ゆかりの不動寺に伝わった十二天図です。
14 地蔵菩薩像 1幅
室町時代 京町・善通寺蔵
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錫杖が空中に浮いている珍しい図像の地蔵菩薩です。