比叡山上に広大な寺域をもつ天台宗の総本山。最澄が延暦7年(788)に建てた根本薬師堂がその始まり。平安京を守護する寺院とされ、弘仁14年(823)朝廷より延暦寺の寺号を賜った。同寺からは、円仁・円珍を始め親鸞や法然など、のちに一宗派の宗祖と仰がれる多くの高僧が輩出され日本仏教の中心的な役割を果たした。平成6年世界遺産に指定。