膳所中ノ庄村(現・大津市)出身で、近代京都画壇で名声を獲得した山元春挙(1871〜1933)のもとには、彼を慕って多くの画家志望者が入門しました。そして山元画塾は研究会「早苗会」へと発展。早苗会展を毎年開催し、本格派から実験的前衛派まで多士済々の画家が活動しました。
本展では、従来紹介される機会の少なかった「早苗会」の画家たちの作品を展示するとともに、大正10 年(1921)に、故郷の膳所に春挙が構えた別邸兼画室の蘆花浅水荘(重要文化財)を中心に春挙が展開した当地の文人・職人たちとの交流も紹介。そこで花開いた、膳所焼の復興に代表される近代膳所の文化的側面にもスポットを当てます。
タイトル | 山元春挙生誕150年記念企画展(第86回企画展) 「蘆花浅水荘と山元春挙画塾」 |
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会期 | 令和4年(2022)3月12日(土曜)から4月17日(日曜)まで |
開館時間 | 午前9時から午後5時まで(展示室への入場は午後4時30分まで) 【夜間開館のお知らせ】 企画展会期中、3月26日(土曜)・27日(日曜)、4月2日(土曜)・3日(日曜)は、午後8時(入場は午後7時30分締切)まで開館します |
休館日 | 月曜日(3月21日を除く)、3月22日(火曜) 年間の休館日カレンダーをご確認ください |
会場 | 大津市歴史博物館 企画展示室A |
主催 | 大津市、大津市教育委員会、大津市歴史博物館、京都新聞 |
後援 | 朝日新聞大津総局、e-radio、NHK大津放送局、共同通信社大津支局、KBS京都、産経新聞社、時事通信社大津支局、(株)ZTV滋賀放送局、中日新聞社、日本経済新聞社大津支局、BBCびわ湖放送、毎日新聞大津支局、読売新聞大津支局 |
観覧料 | 一般:600円(480円)、高校生・大学生:300円(240円)、小学生・中学生:200円(160円) ※企画展観覧料で、常設展示もご覧いただけます。 ※( )内は、前売り、15名以上の団体、大津市内在住の65歳以上の方、大津市内在住の障がい者の方、大津市内在住の介護保険の要介護者・要支援者の方の割引料金(証明できるものをご提示ください)。 ※前売り券は、当館受付では3月11日(金曜)まで販売し、大津市内観光案内所(大津駅・石山駅・堅田駅前)では2月15日(火曜)から3月21日(月曜・祝日)まで販売します。 |
図録 | 販売状況はこちら(刊行図録一覧ページ)をご覧ください。 |
以下から、チラシと出品リストのダウンロードができます。
企画展「蘆花浅水荘と山元春挙画塾―」出品リスト ※会期中の展示替えはありません。
会期中に、関連講座を開催します(要申込)。
申込方法や料金など、詳しくは講座・講演会情報をご覧ください。
2022年 3月16日(水曜) 3月23日(水曜) 4月6日(水曜) いずれも午前の部10時から、 午後の部13時30分から |
現地見学会「蘆花浅水荘と膳所焼美術館探訪」 講師:現地講師・本館学芸員 |
4月9日(土曜) 14時30分から16時まで |
れきはく講座「盆梅展「梅仙窟」にみる膳所の近代」 講師:木津 勝(本館副館長) |
4月14日(木曜) 14時30分から16時まで |
れきはく講座「陽炎園・復興膳所焼とその時代 −古典復興と近代デザイン運動のなかで」 講師:鈎 真一氏(滋賀県立陶芸の森陶芸館学芸員) |
3月26日(土曜)16時から17時まで 4月2日(土曜)16時から17時まで 4月13日(水曜)14時から15時まで |
スライドトーク「蘆花浅水荘と山元春挙画塾」 ※講堂での展示解説 講師:横谷 賢一郎(本館学芸員) |
庄田鶴友「月四題」より
京都国立近代美術館蔵
庄田鶴友「月四題」より
京都国立近代美術館蔵
早苗会集合写真蘆花浅水荘
個人蔵
勝田哲「文の認め」
白澤庵蔵
植中直斎「犬娘の正月」
白澤庵蔵
山元春汀「妙高山」(部分)
白澤庵蔵
中野草雲「三輪」(部分)
京都市立芸術大学芸術資料館蔵
柴田晩葉「夜這い猫」
個人蔵
古谷一晁「岩座羅漢図」
白澤庵蔵
渡辺幾春「舞踊」
白澤庵蔵
廣本進「七面鳥 雄」(部分)
京都市立芸術大学芸術資料館蔵
林文塘「乱舞」
白澤庵蔵
山元春挙「天台石橋図」(部分)
白澤庵蔵
清水風外 竹細工邦楽器
記恩寺蔵
※当館での展示は写真左1点のみ、右側2点は蘆花浅水荘で展示中。
復興膳所赤楽茶碗 比良暮雪 山元春挙絵付
個人蔵