大津市歴史博物館

展示・イベント

れきはく講座・講演会


講座日程

【大津消費生活センター共催・くらしの安心カレッジ】
室町時代の“危険だけど面白い”消費生活へようこそ

2026年1月30日(金)14時~16時
大津絵ワークショップ
ステンシルで大津絵を描いてみよう!

2026年2月1日(日)10時~12時
日本フェノロサ学会共同開催講座
「一輪の弊花、一片の枯葉」の美 ―近代日本のジョン・ラスキン受容とアーネスト・フェノロサ―

2026年2月11日(水・祝)14時~15時30分
【現地見学会】
上品寺の涅槃会

2026年2月15日(日)13時~15時
第954回れきはく講座
豊臣政権成立期の織田兄弟-信雄・信孝と近江-

2026年2月21日(土)14時~15時30分
日本フェノロサ学会共同開催講座
ウィリアム・ビゲローが愛した日本美術

2026年2月22日(日)14時~15時30分
第956回れきはく講座
鎌倉幕府の誕生と鈴鹿関・逢坂関

2026年2月28日(土)14時~15時30分
第957回れきはく講座
「豊臣兄弟」と京都東山大仏造営

2026年3月1日(日)14時~15時30分
叡山學院共同開催 特別公演
第14回叡山學院聲明公演

2026年3月3日(火)14時~15時30分頃

> これまでの講座・講演会の一覧


れきはく講座・講演会

【大津消費生活センター共催・くらしの安心カレッジ】
室町時代の“危険だけど面白い”消費生活へようこそ
講師:貝英幸氏(佛教大学教授)
2026年1月30日(金)14時~16時

乱世のイメージが強い室町時代ですが、銭の流通や信用にもとづいた取引が徐々に広がり、人々は意外に“現代的”な消費生活を送っています。しかし一方で、「押し買い」に象徴される暴力まじりの取引も存在し、日常の消費は常に不安定さをはらんでいました。 本講座では、室町の人々がどのように物を入手し、支払い、危険を回避していたのかを、史料に基づきながら見てみましょう。
※本講座は、大津市消費生活センターとの共催事業です。講演(90分)の後、消費生活相談員から「現代の消費者トラブル」をめぐる最新の状況をお話しします(約30分)。
【定員】 100人 【申込締切】 2026年1月14日(水) 【参加料】無料

大津絵ワークショップ
ステンシルで大津絵を描いてみよう!
講師:本館受付職員・横谷賢一郎(本館学芸員)
2026年2月1日(日)10時~12時

江戸時代における大津の代表的な名物のひとつ「大津絵」。子どもから大人まで楽しめる庶民的な画風が特徴で、今も脈々と描き継がれています。ワークショップでは、大津絵の伝統技法・合羽摺(かっぱずり)を現代風にアレンジしたステンシルキットと筆を使った手描きを併用し、人気の画題「猫と鼠」を描きます。
当日は作画をする前に、常設展示室の江戸時代の大津絵を見ながら、本館学芸員による解説もあわせて行います。
大津絵師になったつもりで楽しく大津絵を描いてみましょう!
【定員】 25人 【申込締切】 2026年1月14日(水) 【参加料】500円(カード会員割引なし)

日本フェノロサ学会共同開催講座
「一輪の弊花、一片の枯葉」の美 ―近代日本のジョン・ラスキン受容とアーネスト・フェノロサ―
講師:三木はるか氏(日本女子大学学術研究員、津田塾大学非常勤講師)
2026年2月11日(水・祝)14時~15時30分

近代日本の文学、絵画、民藝運動に広汎な影響を与えた欧米の著作の一つにジョン・ラスキンの『近代画家論』があります。19 世紀イギリスを代表する美術批評家・社会思想家であるラスキンの同著を明治中期の日本に本格的に紹介したのが、アーネスト・フェノロサでした。アメリカのハーヴァード大学に学んだフェノロサが 1890年の東京美術学校(現東京藝術大学)で講じたラスキン論を中心に、近代日本のラスキン受容の意義について考えます。
【定員】 100人 【申込締切】 2026年1月28日(水) 【参加料】500円 (カード会員は250円)

【現地見学会】
上品寺の涅槃会
講師:鯨井清隆(本館学芸員)
2026年2月15日(日)13時~15時

仏教の始祖である釈迦は、2月15日夜半に、80歳の生涯を閉じました。釈迦の死というイメージは、有名な平家物語の冒頭部「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」にも引き継がれています。日本では、2月15日に、釈迦の亡くなる場面を描いた涅槃図を掲げ法要を行います。今回は、新たに市指定文化財となった涅槃図を所蔵する上品寺で行われる涅槃会を見学し、涅槃図の絵解きを行います。
【定員】 30人 【申込締切】 2026年1月28日(水) 【参加料】500円 (カード会員割引なし)

第954回れきはく講座
豊臣政権成立期の織田兄弟-信雄・信孝と近江-
講師:西尾大樹氏(大東市立歴史民俗資料館学芸員)
2026年2月21日(土)14時~15時30分

本能寺の変後、織田信長が進めてきた天下統一事業を羽柴秀吉が継承するには、残された信長の息子たちとの関係を清算する必要がありました。京都の公家や寺社から頼りにされた織田信孝、織田家の家督を継承した織田信雄。それぞれ美濃と尾張を拠点とした彼らは、京都との中継地点に位置し、政庁・安土城が築かれた近江国を舞台として、政治上の重要なターニングポイントを迎えます。
本講座では、脇役にされがちな信雄・信孝兄弟の視点から、主に近江との関わりを軸に、豊臣政権の成立過程をたどります。
【定員】 100人 【申込締切】 2026年2月4日(水) 【参加料】500円 (カード会員は250円)

日本フェノロサ学会共同開催講座
ウィリアム・ビゲローが愛した日本美術
講師:井上瞳氏(愛知学院大学准教授)
2026年2月22日(日)14時~15時30分

園城寺法明院に葬られているウィリアム・ビゲロー(1850-1926)は、ボストン美術館の日本美術コレクションの礎を築いた大コレクターでした。実は、彼が収集した作品の一部が日本に里帰りしていることはあまり知られていません。旧ビゲロー・コレクションの肉筆浮世絵や円山四条派を中心とする作品に加え、彼が援助した狩野芳崖、橋本雅邦や鑑画会時代の画家たちによる作品により、ビゲローが愛し、支援した日本美術を紹介します。
【定員】 100人 【申込締切】 2026年2月4日(水) 【参加料】500円 (カード会員は250円)

第956回れきはく講座
鎌倉幕府の誕生と鈴鹿関・逢坂関
講師:東島誠氏(立命館大学教授)
2026年2月28日(土)14時~15時30分

源頼朝は、なぜ東国に武家政権を築くことができたのか。延慶本の「平家物語」には1183年の頼朝将軍任命状が載っていて、従来は偽文書扱いされてきました。しかしこの文書は、都の使者中原康定が、同年7月末、鎌倉下向時に手土産として持参した下書きであったと考えると、歴史は俄然違ってみえてきます。康定が2度目に鎌倉に下った10月、頼朝は東海道・東山道・北陸道の支配権を委ねられますが、都に通じるそのルート上にあったのが、伊勢国鈴鹿関や近江国逢坂関でした。実は関所こそ、頼朝政権誕生において重要なカギを握っていたのです。
【定員】 100人 【申込締切】 2026年2月11日(水・祝) 【参加料】500円 (カード会員は250円)

第957回れきはく講座
「豊臣兄弟」と京都東山大仏造営
講師:萩原大輔氏(京都女子大学講師)
2026年3月1日(日)14時~15時30分

かつて京都東山には、奈良の東大寺を凌ぐ規模の大仏がありました。戦国時代末期、これを築くための大量の材木や石材が、諸国から大津などを経て京へ運ばれていったと思われます。その大仏造立を構想したのが豊臣秀吉、工事を主導・指揮したのは秀吉の弟秀長でした。
本講座では、世に言う「豊臣兄弟」が手がけた京都東山大仏造営の過程を押さえながら、そこに大津の地がどのように関わったのかについても触れたいと思います。
【定員】 100人 【申込締切】 2026年2月11日(水・祝) 【参加料】500円 (カード会員は250円)

叡山學院共同開催 特別公演
第14回叡山學院聲明公演
講師:演者:叡山學院修学生 約20名
2026年3月3日(火)14時~15時30分頃

「聲明(声明 しょうみょう)」とは、経典などに節をつけた仏教音楽のことです。最澄や円仁がもたらした「天台聲明」の美しい音色は、幻想的な宗教音楽として世界的にも有名です。本公演は、天台宗の僧侶を養成する「叡山學院」の聲明修学成果を発表するものです。約20名の若い僧侶の迫力ある歌声による、平安時代から続く伝統的な宗教音楽をお楽しみ下さい。
【定員】 50人 【申込締切】 2026年2月11日(水・祝) 【参加料】500円 (カード会員割引なし)

申込について

申込について

  • ホームページ上のweb申込(れきはく講座申込みフォーム)、またはハガキでお申込みください。
  • 1回の申込みで、複数の講座のお申込みができます。
  • 1回の申込みで、複数名のお申込みができます。その際は、「その他通信欄」に同行者のお名前をご記入ください。
  • 講座ごとに締切日が異なりますので、ご注意ください。
  • web申込の場合は、申込者のメールアドレスが必要です。各講座の「web申込はこちら」のページへ進み、注意事項をご確認のうえ必要事項を記入して、締切日までにお申込みください。
  • ハガキの場合は、普通ハガキに下記(1)(2)を記入して、締切日必着でお送りください。
      (1) ご希望の講座名と日付
      (2) 参加希望者全員の郵便番号・住所・氏名・電話番号
    【送付先】 住所:〒520-0037 大津市御陵町2番2号
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  • 当選・落選いずれの場合も、web申込(メール含む)の方にはご登録のメールアドレスへ、ハガキ申込の方にはハガキでお知らせします。
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その他

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