南北に長い市域をもつ大津市は、緑の山々と琵琶湖の恵みをうけるだけでなく、ときに地震・台風・土砂災害など自然災害による甚大な被害をうけました。
本展では、市域を含めた湖西地域の災害史について、古文書や古地図を中心にその痕跡をたどります。また、近年注目されている生態系減災(Eco-DRR)の視点から、地域 や人々による防災・減災の歴史について紹介します。
タイトル | 総合地球環境学研究所共催展(第89回企画展) 「湖都大津の災害史」 |
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会期 | 令和5年(2023年)3月4日(土曜)から4月16日(日曜)まで |
開館時間 | 午前9時から午後5時まで(展示室への入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日、3月22日(水曜) 年間の休館日カレンダーをご確認ください |
会場 | 大津市歴史博物館 |
主催 | 大津市歴史博物館・総合地球環境学研究所 |
後援 | 朝日新聞大津総局、e-radio、NHK大津放送局、共同通信社大津支局、京都新聞、KBS京都、産経新聞社、時事通信社大津支局、(株)ZTV滋賀放送局、中日新聞社、日本経済新聞社大津支局、BBCびわ湖放送、毎日新聞大津支局、読売新聞大津支局 |
観覧料 | 一般:500円(400円)、高校生・大学生:300円(240円)、小学生・中学生:200円(160円) ※企画展観覧料で、常設展示もご覧いただけます。 ※( )内は、前売り、15名以上の団体、大津市内在住の65歳以上の方、大津市内在住の障がい者の方、大津市内在住の介護保険の要介護者・要支援者の方の割引料金(証明できるものをご提示ください)。 ※前売り券は、当館受付では3月3日(金曜)まで販売し、大津市内観光案内所(大津駅・石山駅・堅田駅前)では2月14日(火曜)から3月21日(火曜・祝日)まで販売します。 ※文化財家族参観事業(家族ふれあいサンデー)について、企画展は対象になりません。 |
以下から、チラシのダウンロードができます。
会期中に関連講座を開催いたします。
聴講には、事前申込が必要です。申込方法や料金など、詳しくは講座・講演会情報をご覧ください。
2023年 3月18日(土曜) 14時30分から16時まで |
れきはく講座「土砂留め奉行-淀川水系の砂防を担う-」 講師:水本 邦彦 氏(京都府立大学・長浜バイオ大学名誉教授) |
3月25日(土曜) 14時30分から16時まで |
れきはく講座「寛文二年近江・若狭地震をめぐる災害対応と復興」 講師:東 幸代 氏(滋賀県立大学人間文化学部教授) |
4月8日(土曜) 14時30分から16時まで |
れきはく講座「シシ垣をめぐる防災と減災史-比良山麓地域の石文化-」 講師:落合 知帆 氏(京都大学地球環境学堂准教授) |
※3回連続講座ですが、1回ごとに完結します。
2023年 3月19日(日曜)・26日(日曜)・4月2日(日曜) 14時30分から16時まで |
「江戸時代の大津の災害史料を読む」 講師:高橋 大樹 (本館学芸員) |
※当日は、大物や南比良の古地図をもって歩きます。
少し山登りになりますので、その点をご理解の上、ご応募ください。
2023年 3月23日(木曜) 13時から16時まで |
現地見学会「百間堤とその山麓地域をめぐる」 講師:高橋 大樹 (本館学芸員) |
企画展にあわせて、大津市 危機・防災対策課による防災体験会を実施します。詳しくは大津市ホームページをご覧ください。
金光明最勝王経 巻六(版本)
寛文11年(1671)刊 個人蔵
本しらべ山城勢州大和三河江州越前聞書大地震并ニ出火の次第
嘉永7年(1854) 大津市歴史博物館蔵
『かなめいし』巻中 表紙(右)、目次(左)
寛文3年(1663)頃
(愛媛県)大洲市立図書館蔵(矢野玄道文庫)
葛川谷絵図
江戸時代 葛川坊村町自治会蔵
和邇川流域荒所絵図
文化5年(1808) 和邇中財産管理委員会蔵
坂本大洪水記
安永7〜8年(1778〜9)
大津市歴史博物館蔵(山門公人景山家文書)
完成直前の洗堰
明治時代 個人蔵
『堅田時報』に掲載された室戸台風の竜巻(堅田沖)
昭和9年(1934) 大津市歴史博物館蔵
北小松・南小松・北比良村絵図
寛文9年(1669) 北比良財産管理会蔵
四ツ子川御普請所出来之絵図
嘉永5年(1852)以降 大物共有財産管理組合蔵
荒川村絵図
江戸時代 荒川共有地管理組合蔵
南比良村絵図
江戸時代 南比良共有財産管理会蔵
江州南小松村麁絵図大略
万延元年(1860) 南小松自治会蔵