江戸時代前期の大津祭の様子を描いた「四宮祭礼図絵巻」が新たに発見されました。同祭礼は、市指定文化財『四宮祭礼牽山永代伝記』などの文字記録が存在するものの、祭礼行列を描いた絵画はほとんどなく、当時の大津祭の様子がわかる貴重な絵巻物です。
今回は、「大津祭の曳山行事」がユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」へ記載(登録)され、初めての祭礼が行われることにあわせて本作品を展示し、絵巻に描かれた様々な謎について紹介いたします。
| タイトル | ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」登録記念 「特別展示 四宮祭礼図絵巻」 |
|---|---|
| 会期 | 令和8年(2026)9月8日(火曜)から11月1日(日曜)まで |
| 開館時間 | 午前9時から午後5時まで(展示室への入場は午後4時30分まで) |
| 休館日 | 月曜日(9月21日、10月12日を除く)、9月24日、10月13日 ※年間の休館日カレンダーもご確認ください。 |
| 会場 | 大津市歴史博物館 常設展示室内ミニ企画展コーナー |
| 主催 | 大津市歴史博物館 |
| 協力 | 大阪青山大学 |
| 観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます |
| 図録 | 図録・パンフレットは作成しません |

以下から、チラシのダウンロードができます。
「特別展示 四宮祭礼図絵巻」チラシ A4片面【1.15MB】
関連れきはく講座を開催します。
会場は博物館1階講堂(定員100名)。有料。参加には、事前申込が必要です(申込多数の場合は抽選)。
※申込方法、各講座の受付締切、料金など、詳しくは【講座・講演会情報】ページをご覧ください。
| 10月18日(日曜) 14時〜15時30分 |
【れきはく講座】四宮祭礼図絵巻を読み解く 講師:木津勝(本館副館長) |
※会期中は絵巻全体を通期で展示します。
※掲載画像の無断転載はご遠慮ください。
絵巻は、大阪青山歴史文学博物館が所蔵されているもので、サイズは縦31センチ、長さは約10メートルに及びます。なかには、6基の曳山と4種以上のねりもの、神輿などが、豪華な作りでいきいきと描かれています。
作者などの記録はありませんが、現在も大津祭の籤取らずである狸山が先頭に描かれていることをはじめ、曳山上の人形(からくり)や、ねりものの内容から、江戸時代前期(17世紀後半)の大津祭の様子であるとわかりました。ただし、絵巻を詳細に観察すると、描かれた曳山が現在の三輪ではなく四輪で描かれていることや、大津祭を記録した、市指定文化財『四宮祭礼牽山永代伝記(永代伝記)』の記録とは異なる点が見られます。
展示では、絵巻に描かれた祭礼の様子を読みときながら、当時の大津祭の姿に迫ります。

狸山(西行桜狸山)
四宮祭礼図絵巻(部分) 江戸時代 大阪青山歴史文学博物館蔵(以下同)

湯立山

ねりもの(花)

ねりもの(河狩)

ねりもの(母衣具足)