江戸時代、大津町の追分や大谷で街道の土産物として描かれていた大津絵。鬼や藤娘など魅力的な画題は旅人の心をつかみ、その人気は江戸をはじめ全国へと広がっていきました。そして、大津絵はエンターテインメントの世界でも取り上げられるようになり、絵を飛び出して、歌舞伎などの芸能、読み物、流行り唄など、様々なかたちで親しまれ、現在まで大津を代表するキャラクターのひとつになっています。
本展では、開館以来収集を続けてきた大津絵関係の収蔵品約150件を一堂に展示し、これまでの調査研究の蓄積とともに、江戸時代から現在までを通して全国区へと広がった大津絵について、大津での動向とともに紹介します。
タイトル | 第98回企画展 「れきはくの大津絵」 |
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会期 | 令和7年(2025年)9月27日(土曜)から11月9日(日曜)まで |
開館時間 | 午前9時から午後5時まで(展示室への入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 9月29日(月曜)・10月6日(月曜)、14日(火曜)・20日(月曜)・27日(月曜)・11月4日(火曜) ※年間の休館日カレンダーもご確認ください。 |
会場 | 大津市歴史博物館 企画展示室A |
主催 | 大津市歴史博物館 |
後援 | 朝日新聞大津総局、e-radio エフエム滋賀、NHK大津放送局、共同通信社大津支局、京都新聞、KBS京都、産経新聞社、時事通信社大津支局、(株)ZTV滋賀放送局、中日新聞社、日本経済新聞社大津支局、BBCびわ湖放送、毎日新聞大津支局、読売新聞大津支局 |
観覧料 | 一般800円(640円)、高校生・大学生400円(320円)、小学生・中学生200円(160円) ※( )内は15名以上の団体、大津市内在住の65歳以上の方、大津市内在住の障がい者の方、大津市内在住の介護保険の要介護者・要支援者の方の割引料金(証明できるものをご提示ください)。 ※企画展チケットで、常設展示も合わせて観覧できます。 ※大津市文化財家族参観事業(家族ふれあいサンデー)について、本展は対象になりません。 |
図録 | 企画展図録『れきはくの大津絵』(144ページ、A4判変形、販売価格2,000円) ※当館ミュージアムショップにて販売予定。 |
以下から、チラシのダウンロードができます。
記念講演会およびれきはく講座を開催します。
会場は博物館1階講堂(定員100名)。有料。参加には、事前申込が必要です(申込多数の場合は抽選)。
※申込方法、各講座の受付締切、料金など、詳しくは【講座・講演会情報】ページをご覧ください。
2025年 10月18日(土曜) 14時〜15時30分 |
大津絵と柳宗悦 講師:白土慎太郎氏(日本民藝館学芸員) |
10月25日(土曜) 14時〜15時30分 |
大津絵を現代に伝える 講師:五代目高橋松山氏(大津絵師)、木津勝(本館副館長) |
11月1日(土曜) 14時〜15時30分 |
大津絵と信仰 講師:クリストフ・マルケ氏(フランス国立極東学院教授・京都支部長) |
11月8日(土曜) 14時〜15時30分 |
アメリカの美術館における大津絵 講師:鈴木堅広氏(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター特別研究員) |
ワークショップを開催します。
会場は博物館2階体験学習室(定員25名)。有料。参加には、事前申込が必要です(申込多数の場合は抽選)。
※申込方法、各ワークショップの受付締切、料金など、詳しくは【講座・講演会情報】ページをご覧ください。
2025年 10月19日(日曜) 10時〜12時 |
スタンプで知る 大津絵キャラクターのアイテム 講師:山田真実氏(成安造形大学地域実践領域教授) |
11月3日(月曜・祝日) 10時〜12時 |
江戸時代の技法を使って大津絵のカレンダーを作る 講師:日本大津絵文化協会会員 |
大津絵と展示内容について、企画展担当学芸員が解説します。会場は博物館1階講堂(定員100名)。
※事前申込は不要。当日13時30分から先着順で受付します。聴講には、当日の企画展観覧券が必要です(れきはくカード会員の方は、カードをご提示ください)。
2025年 10月2日(水曜) 14時から(45分程度) |
れきはくの大津絵―江戸前期から幕末まで |
10月29日(水曜) 14時から(45分程度) |
近代のみやげ物としての大津絵 |
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