大津市歴史博物館

展示・イベント

   

令和4年度


伝教大師最澄没後1200年記念企画展(第87回企画展)
仏像をなおす
令和4年(2022年)7月23日(土曜)から9月4日(日曜)まで

企画展イメージ

 延暦7年(788)に伝教大師最澄によって比叡山延暦寺が創建されて以降、大津は日本仏教の中心地として膨大な質量の仏像・仏画が造られ、多くの作例がいまも現存しています。これらは、数多く造立されただけでなく、何度も修理や復興が繰り返されてきたからこそ、現在にその姿を伝えています。
 本年は、伝教大師最澄が弘仁13年(822)に没して1200年の節目の年にあたります。それを記念して、比叡山延暦寺をはじめとする市内の寺社に現存する修復・復興関係の史料や作品を展示し、文化財が受け継がれてきた歴史を紹介します。
「仏像をなおす」詳細情報


壬申の乱1350年記念企画展(第88回企画展)
大友皇子と壬申の乱
令和4年(2022年)10月8日(土曜)から11月23日(水曜・祝日)まで

企画展イメージ

 本年は、672年の壬申の乱から1350年という節目の年です。この乱は、大津へ都を遷した天智天皇の後継をめぐり、天智の弟・大海人皇子と天智の子・大友皇子が争いました。『日本書紀』によると、決着となる戦いは大津の瀬田橋でおこり、その後、大友皇子は「山前」の地で亡くなったとされます。
 本展では、関連地域の考古資料・歴史資料から、壬申の乱の経過を追います。また、明治時代に大友皇子が弘文天皇とされ、その陵墓が大津の長等の地に決定された経緯や、各地の陵墓候補地・大友皇子伝承についても関連資料を展示して紹介します。
「大友皇子と壬申の乱」詳細情報


総合地球環境学研究所共催展(第89回企画展)
湖都大津の災害史
令和5年(2023年)3月4日(土曜)から4月16日(日)まで

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 南北に長い市域をもつ大津市は、緑の山々と琵琶湖の恵みをうけるだけでなく、ときに地震・台風・土砂災害など自然災害による甚大な被害をうけました。
 本展では、市域を含めた湖西地域の災害史について、古文書や古地図を中心にその痕跡をたどります。また、近年注目されている生態系減災(Eco-DRR)の視点から、地域や人々による防災・減災の歴史について紹介します。
企画展「湖都大津の災害史」詳細情報





ミニ企画展

企画展「蘆花浅水荘と山元春挙画塾」サテライトコーナー(第171回ミニ企画展)
春挙が溺愛した清水風外の竹工芸
令和4年(2022年)3月8日(火曜)から4月24日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 山元春挙は日本画制作の一方、狂歌・狂句・漢詩文・煎茶・抹茶などを我流で嗜む文人数寄者でした。なかでも竹への偏愛は際立っていました。春挙は蘆花浅水荘に竹ノ間を構想し、近所の竹工芸職人の清水風外(1874〜1945)を起用、床の建材、窓や襖の建具、据え付け書架に至るまで全面的に風外の竹工芸を採用しました。本展では、春挙好みが反映されたバロックな竹製文房四宝や茶道具、酒器等を紹介します。

 

大津絵 れきはく蔵出し展2022(第172回ミニ企画展)
柴田晩葉と近代日本画家の大津絵
令和4年(2022年)4月26日(火曜)から6月19日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 大津出身の山元春挙門人・柴田晩葉(1885〜1942)は、京都絵専を修了後、山元画塾に入門した新世代塾員です。作風は大正時代の美術モードを反映する一方、現代における「ゆるカワ」に通じる造形を好んで表現し、また大津絵も手がけました。本展では、晩葉の大津絵作品4点と共に、当時、民芸運動の影響でこぞって日本画家が描いた大津絵を展示し、コミカルな日本画世界を紹介します。
展示作品一覧

 

第173回ミニ企画展
大津市内の淀藩領の村々
令和4年(2022年)6月21日(火曜)から7月31日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 京と大坂を結ぶ交通の要衝である淀。その淀を本拠とした淀藩は「京都守衛」の任を担った重要な藩でした。江戸時代中期に淀藩主となった稲葉家は、天明6年(1786)に遠い越後国にあった領地を淀に近いところに振り替えられました。その結果、現大津市域では、栗原村、上在地村、上仰木村、赤塚村が新たに淀藩領となりました。本展では、大津市内の淀藩領の実態を村に残された文書から紹介します。
展示品一覧・解読文シート

 

第174回ミニ企画展
戦時中の紙芝居
令和4年(2022年)8月2日(火曜)から9月4日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 人々の前で、物語を語り聞かせる紙芝居。
 一枚の紙に挿絵を描き、引き抜きながら物語を語る「平絵紙芝居」という形式は、昭和5年(1930)頃に登場したとされます。戦争が始まるとともに、紙芝居は国策の宣伝や人々の戦意を高揚させる内容が作られるようになりました。
 国の方針や銃後(戦場の後方)の国民としてのあり方を示すお話は、子ども向けではなく、大人向けに作られたものが多くあります。日本全国に、くまなく情報を伝達する手段として、紙芝居が選ばれたわけです。
 本展では、博物館が収蔵している戦時中の紙芝居の中から、いくつかを紹介することで、戦時下の様子とともに、メディアを通じた宣伝方法について紹介します。
「戦時中の紙芝居」「戦地からの手紙」チラシ
「戦時中の紙芝居」解説シート

 

ロビー展
戦地からの手紙
令和4年(2022年)8月2日(火曜)から9月4日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 戦争中、戦地にいる軍人や軍属と日本の家族や知人たちとの間では、軍事郵便を使ってやりとりしました。軍事郵便には検閲があり、通信はおもにハガキが使われました。宛名には「軍事郵便」の文字とともに、必ず検閲者の印鑑が押され、本文には、戦況や居場所に関する軍事情報に墨塗りをされることがありました。
 手紙は戦地と家族や知人との間で情報交換ができる唯一の手段でした。手紙から得られる情報は断片的ですが、戦地から家族をはじめ、親戚や知人について思いを寄せる様子がどの手紙にも記されています。
 展示では、大津市遺族連合会の会員の方々からご提供いただいた手紙を中心にご覧いただき、戦時下の人々の様子や思いを紹介します。
【協力】大津市遺族連合会
「戦時中の紙芝居」「戦地からの手紙」チラシ

 

第175回ミニ企画展
近江神宮造営史−建築技師大洞藤三郎の設計図面から−
令和4年(2022年)9月6日(火曜)から10月30日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 大正・昭和期に多くの社寺設計を担当した建築技師大洞藤三郎による建築図面が、令和3年度新たに当館へ寄贈されました。これらは県内各所の社寺建築の図面で、なかでも昭和15年(1940)に創建された近江神宮については、数百枚にもおよぶ図面が残されていることがわかりました。本展では、建築図面や当時の作業日誌などから、近江神宮の創建史を紹介します。
「近江神宮造営史」チラシ
「近江神宮造営史」展示品一覧・解読シート

 

第176回ミニ企画展
大津の天台真盛宗寺院の寺宝
令和4年(2022年)11月1日(火曜)から12月4日(日曜)まで

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 天台真盛宗総本山西教寺では、宗祖真盛上人が始めた不断念仏が19万日をむかえたことから、11月2日から8日までの期間、不断念仏相続十九萬日大法会が厳修される予定です。本展はそれにあわせて、大津市内の天台真盛宗寺院に伝わる寺宝について紹介します。
「大津の天台真盛宗寺院の寺宝」詳細情報
展示品リスト・解説シート


 

第177回ミニ企画展
仏教美術にみる彩色
令和4年(2022年)12月6日(火曜)から令和5年(2023年)1月15日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 東アジアにおける芸術に対する評価として、「尽善尽美」(善を尽くし美を尽くす)という言葉があります。仏教美術においては、「善」は「作善」と結びつき、造寺・造仏が推奨されました。そして、そのような中で制作されるものは「美を尽くし」たものであり、様々な手段を用いて装飾を施しました。本展では、当時の人々がどのように「尽善尽美」したのかを、主に仏像や仏画の彩色表現から見ていきたいと思います。
「仏教美術にみる彩色」解説シート

 

第178回ミニ企画展
大津の小学校150年
令和5年(2023年)1月17日(火曜)から3月5日(日曜)まで

ミニ企画展イメージ

 日本の近代的な学校制度が整備される中、大津では明治5年(1872)に致道学校(現在の堅田小学校)がいち早く開校し、明治6年(1873)2月8日に滋賀県の小学校設立の概略が定められました。2023年は、現大津市域内の多くの小学校創立年である明治6年から150年の節目の年です。これを記念して、大津の小学校の創立の歴史を紹介します。
「大津の小学校150年」チラシ
「大津の小学校150年」解説シート