展示・イベント
常設展示室「大津の歴史と文化」ご案内
大津は、およそ8,000年前の縄文時代に湖辺に人々が住み着いて以来、各時代において日本の歴史の表舞台に登場してきました。 とりわけ平安時代以降、日本の東西を結ぶ交通の要地として重視されてきた。
一方で大津は、南北に細長い地理的特色を持っている。そのため、各々の地域で、先人たちがそれぞれに異なった歴史と文化を形成し、それがまた大津の歴史と文化をより豊かなものにしてきた。
そこで常設展示は、この歴史的特色を踏まえて、まず地域に焦点を当てた6つのコーナーからなる「テーマ展示」と、大津市全域の歴史の流れを改めて年代順にたどる「歴史年表展示」によって構成した。また、1階には大津の歴史と文化を様々な特徴を様々な角度から紹介するミニ企画展コーナーを設け、年5回程度テーマを設定して展示している。
※2021年6月11日から、一部作品をのぞき、常設展示室の写真撮影可としています。詳しくは、「常設展示室の写真撮影解禁について」をご覧ください。
展示フロア
※令和6年(2024年)1月10日(水曜)から令和7年(2025年)2月2日(日曜)まで、常設展示室の内容を一部変更して、特集展示「源氏物語と大津」を開催しています。この期間、テーマ展示「膳所六万石」は観覧できませんのでご注意ください。膳所城や膳所藩に関しては、2階歴史年表展示でも紹介しています。
テーマ展示
さまざまな歴史の顔を持つ大津を、地域的な視点から紹介するエリア。
緑豊かな比良山麓の歴史や水運・漁業で栄えた堅田にスポットをあてた「堅田と比良山麓の村々」、 門前町として発展した坂本を中心とする「比叡とその山麓」、港町・宿場町として繁栄した「大津百町」、本多家の城下町として今も当時の町並みの残る「膳所六万石」、
天智天皇により飛鳥から都が遷された「近江大津宮」、 そして市域全体を舞台とした「近江八景」の各コーナーに分かれている。
展示では、さまざまな縮尺で当時の町並みや風俗を再現した復元模型を設けており、 親しみやすく、地域の歴史が学習できるようになっている。
各テーマの紹介
歴史年表展示
「原始・古代」「中世」「近世」「近現代」の、4つのコーナーからなっています。
時代順に原始・古代から現代までの歴史と文化を、それぞれの時代のトピックスを織り交ぜながら、資料や写真パネル、イラストなどで、親しみやすく展示しています。
縄文時代の石山貝塚の遺物、室町時代の観音巡礼、明治期の蒸気船や鉄道、大津事件など、大津ならではの興味深い歴史の数々を紹介しています。