大津市歴史博物館

展示・イベント

   

平成22年度


開館20周年記念企画展
大津 国宝への旅
平成22年 10月9日(土)〜11月23日(火・祝)

国宝 伝教大師入唐牒
国宝 伝教大師入唐牒
延暦寺蔵
(最澄が、唐の国内を通行
したときのパスポート)

 大津は、恵まれた自然のなかで、豊かな歴史と文化を育んできました。当館では、平成2年の開館以来、地域に根ざしたテーマによる企画展を開催してきましたが、お蔭さまで平成22年に、開館20周年を迎えることになりました。
 それを記念し、本展では、日頃鑑賞する機会の少ない、大津ゆかりの国宝、重要文化財を、絵画・彫刻・書跡など各分野から厳選して展示します。一方、市内には国指定に匹敵する貴重な地域文化財が多数残されており、それら未指定の文化財を合わせ展示することで、秘められた大津の豊かな「文化力」をアピールしたいと考えています。

> 企画展「大津 国宝への旅」の詳細情報


開館20周年記念企画
大津百町大写真展−マチを記録すること−
平成22年 10月30日(土)〜11月23日(祝)


旧大津市役所の遠望
大津市歴史博物館蔵
谷本勇氏撮影

 平成18年3月、大津市歴史博物館に市内在住の写真家・谷本勇氏が長年撮りためられた写真、約20万コマが寄贈されました。この中には、昭和30〜40年代の大津の中心市街地(通称:大津百町)の様子が多くを占めており、街並みの移り変わりや、高度経済成長下の人々の暮らしぶりなど、当時の大津百町の様子を伝えています。また、これらの写真は同時に、なにげない日々の風景を記録する事の大切さ=記録を残すことの重要性も教えてくれます。
 今回の「大津百町大写真展」は、写真という素材を手掛かりに、2つのテーマで行なう催しです。1つは、ちょっと昔の大津百町の様子を当時の写真から紹介し、写真から思い出される記憶(思い出)を含めて、「大津百町のむかし」を記録として残すこと。もう1つは、古いものと新しいものが混在する、「大津百町のいま」を写真で記録し、未来の人々に伝えること。
 会期中は、このテーマに基づいて、様々な団体が展覧会やイベントなどを繰り広げます。皆様には、これを機会に百町を歩いていただき、楽しみながら大津百町の魅力を発見してください。
◇会場について
 会場は歴史博物館ではなく、本企画の舞台となる大津百町一帯です。(旧大津公会堂・大津百町館・JR大津駅・サテライト八百与・天孫神社)
【平成22年度文化庁美術館・博物館活動基盤整備支援事業】

> 企画展「大津百町大写真展blog」へのリンク(最新情報)


開館20周年記念企画展
柴田晩葉−湖都のモダン日本画家−
平成23年 3月5日(土)〜4月17日(日)

柴田晩葉 帰帆
帰帆(部分) 柴田晩葉画
個人蔵

 明治京都画壇を竹内栖鳳と二分した山元春挙をはじめとして、湖都・大津が育んだ日本画家は少なくありません。柴田晩葉もその一人です。大正時代の最先端の美術モードの影響を見せる作品を手がけ、その一方で、大津出身・湖国出身らしい、牧歌的な詩情の表現も自然体でこなし、特異な魅力を発揮しました。文展・帝展で受賞・入選を重ねるものの、残念ながら戦前に没し、戦後の日展で活躍することなく、知る人ぞ知る画家となってしまった晩葉。本展では、近年再発見された魅力的な大作などを中心に、ユニークな表現を貫いた晩葉の画業にスポットライトを当てるものです。

> 企画展「柴田晩葉−湖都のモダン日本画家−」の詳細情報





ミニ企画展

第83回ミニ企画展
平成21年度 新収蔵品展
平成22年 4月27日(火)〜6月6日(日)

 当館では、購入、受贈、受託によって収蔵品の充実を行い、常設展示・企画展示に活用しています。今回は、平成21年度に新たに収集した資料をお披露目します。いずれも大津の歴史を知る貴重な資料です。


第84回ミニ企画展
紀楳亭没後200年特集―九老ワールド
平成22年 6月8日(火)〜7月19日(祝)

 江戸時代、大津で最も慕われた画家といえば、九老(きゅうろう)の名で親しまれた紀楳亭(き ばいてい・1734-1810)でしょう。呉春と並ぶ与謝蕪村の高弟である彼の作品は、俳諧も文人画も共に、庶民感覚をくすぐる憎めないものばかり。文化7年7月7日に77歳で楳亭が歿して今年は200年。九老ワールドをご堪能ください。


第85回ミニ企画展
大津・戦争・市民
平成22年 7月21日(水)〜9月12日(日)


戦時紙芝居
進め一億火ノ玉父さん

 太平洋戦争が終わってから65年になり、戦争の記憶が薄れつつあります。悲惨な戦争と市民生活のありさまを後世に引き継いでいくことの大切さを、さまざまな戦時資料を通して考えていきたいと思います。


第86回ミニ企画展
館蔵名品展
平成22年 9月14日(火)〜11月28日(日)

 本年で当館は開館20周年を迎えますが、開館に向けての資料収集の開始は昭和60年に遡ります。それから25年に渡り、絵画・彫刻・工芸・歴史・古文書・書跡典籍・考古・民俗の各分野で資料の収集を続けてきました。そこで、開館20周年を記念し、大津や近江の豊かな歴史の足跡を、館蔵の名品によってたどっていきます。(会期中展示替えを行います)。


第87回ミニ企画展
昭和14年卯年の年賀状
平成22年11月30日(火)〜平成23年1月16日(日)


 大正・昭和のコレクターたちが交換会などを通じて制作した「道楽絵はがき」。今回は米谷徳太郎コレクションの中から、昭和14年(1939)卯年の木版年賀状、約80点をご紹介します。
 今回、ご紹介する昭和14年の年賀状は、本来の遊び心にあふれた図柄に、戦争の影が見え始めます。趣味家たちが、戦争というものをいかにして図柄の中に反映させたのかをご覧いただくとともに、趣味家たちが知恵を絞って考案した年賀状をお楽しみください。【写真】かちかち山 芳本倉太郎 三代長谷川貞信(小信)画


第88回ミニ企画展
大津の遺跡シリーズ9 近江国庁と周辺遺跡
平成23年1月18日(火)〜3月6日(日)

 奈良時代、瀬田川東岸の瀬田地域には、古代近江の行政を統括する国府が置かれました。国府の中心となる行政施設が国庁で、その周辺に国庁と関連する役所や役人の住居、官営工房などが計画的に配置されて、国府域を形成していたと考えられます。
 国庁の中で、国司が政務を執る場所を政庁と呼び、この政庁の遺構が昭和38年度の発掘調査で発見されました。政庁は、築地塀に囲まれた空間に、瓦積基壇の上に建てられた4棟の瓦葺建物が配置されています。
 国庁跡の出土遺物の中で特徴的なものは、流れる雲をデザインした飛雲文(あるいは流雲文ともいう)を配した軒丸瓦・軒平瓦・鬼瓦です。この飛雲文瓦は8世紀後半のものとみられ、国庁以外に国庁関連遺跡などから出土しています。
 今回のミニ企画展では、国庁をはじめ、国庁関連遺跡である惣山遺跡・青江遺跡・中路遺跡・堂ノ上遺跡・瀬田廃寺などの最新成果を紹介します。


第89回ミニ企画展
大津の仏教文化11 三井寺の仏画
平成23年3月8日(火)〜4月24日(日)

 天台寺門宗総本山の園城寺(三井寺)は、わが国有数の権門寺院として隆盛を誇っていたこともあり、大変多くの寺宝を所蔵しています。今回はその中でも、今までほとんど紹介されることの無かった未指定の仏画を中心に展示します。三井寺の懐の深さを感じることができるでしょう。