大津市歴史博物館

展示・イベント

   

令和3年度


ロビー展
TOKYO1964〜大津に聖火がやってきた〜
令和3年4月20日(火曜)から5月30日(日曜)まで

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 1964年の東京オリンピックの時、聖火リレーが県内を通過しました。本展では、当時の市内聖火リレーをゆかりの品々や写真で紹介します。
エントランス・ロビー展〔観覧無料〕


第84回企画展
大津のどうぶつ博物館
令和3年7月17日(土曜)から8月29日(日曜)まで

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 我々が住む地球上には、実に多くの動物が生息しています。長い歴史のなかで、人と動物の関わりは様々に変化してきました。食料や衣類等を得るための獲物から、飼い慣らして人々の生活の助けとするための家畜、そして人々と共に生きる愛玩動物など多岐に渡ります。本展では、美術品や考古遺物、歴史資料などに残る動物たちの姿を大津に関わるテーマと絡めながら紹介します。
「大津のどうぶつ博物館」詳細情報


聖徳太子1400年御遠忌・伝教大師1200年御遠忌記念企画展(第85回企画展)
西教寺 ―大津の天台真盛宗の至宝―
令和3年10月9日(土曜)から11月23日(火曜・祝日)まで

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 比叡山の東麓、坂本の高台に天台真盛宗の総本山、西教寺があります。鎌倉時代に慈威和尚円観が戒律の寺院として整備した、京都の法勝寺の関係寺院として名前を残す本寺は、室町時代の文明18年(1486)には真盛上人によって大きく再興され、念仏と戒律を重んじる、比叡山の中でも独特の派閥となりました。本展では、聖徳太子1400年御遠忌・伝教大師1200年御遠忌にあわせて、西教寺に伝わる文化財を紹介します。
「西教寺 大津の天台真盛宗の至宝」詳細情報


山元春挙生誕150年記念企画展(第86回企画展)
蘆花浅水荘と山元春挙画塾
令和4年3月12日(土曜)から4月17日(日曜)まで

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 近代京都画壇の雄、山元春挙の別邸兼画室であった膳所の蘆花浅水荘は、近代の文人趣味がいかんなく発揮された重要文化財の数寄屋建築です。その建築を拠点のひとつとして、春挙画塾「早苗会」の活動が展開されました。本展では「早苗会」における多彩な画塾の活動と、庄田鶴友・林文塘ら古参門人から山元春汀・柴田晩葉ら新様式のご当地画家に至る、多士済々の画家が生み出した作品を紹介します。
「蘆花浅水荘と山元春挙画塾」詳細情報





ミニ企画展

事件発生130年(第164回ミニ企画展)
歴史資料でたどる大津事件
令和3年4月20日(火曜)から6月6日(日曜)まで

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 今から130年前の明治24年(1891)5月11日、日本国中を揺るがす大事件が起こりました。来日したロシア皇太子ニコライが巡査の津田三蔵に切りつけられ、国際問題に発展した「大津事件」です。今回は、事件に関する館蔵・寄託資料だけでなく、津田三蔵のサーベルや血染めのハンカチなど「大津事件関係資料」(滋賀県指定文化財)も一堂に展示し、改めて大津事件の全容を紹介します。

 

第165回ミニ企画展
大津絵 れきはく蔵出し展2021
令和3年6月11日(金曜)から7月25日(日曜)まで

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 歴史博物館の大津絵収蔵品を一気に公開。普段はあまり展示していない神像や仏画の初期大津絵から、簡略で明解なキャラクターの姿が楽しい中期や後期の大津絵まで、選りすぐりの作品を、まとめて蔵出しします。

 

第166回ミニ企画展
青い目の人形と子どもたち
令和3年7月27日(火曜)から9月5日(日曜)まで

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 昭和2年(1927)、日本とアメリカの関係悪化を憂慮した宣教師シドニー・ルイス・ギューリックの呼びかけで、日米親善のため約12,000体の「青い目の人形」が日本の子どもたちに贈られました。また、日本側では、渋沢栄一が人形の受け入れや答礼人形の贈呈に尽力しました。その後、太平洋戦争中に人形の多くが廃棄されてしまいましたが、滋賀県には4体の人形が今も大切に伝わっています。本展では、この4体を展示し、青い目の人形にまつわる歴史を紹介します。
「青い目の人形と子どもたち」詳細情報

 

第167回ミニ企画展
古代の瓦 鴟尾と鬼瓦
令和3年9月7日(火曜)から10月10日(日曜)まで

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 鴟尾は、古代の寺院などの荘厳な瓦屋根の両端に付く巨大な飾りです。また、同じように棟端を飾る瓦に鬼瓦があります。大津の鴟尾といえば、山ノ神遺跡出土の4基の大型の鴟尾(重要文化財、1基は常設展示中)が有名ですが、他にも複数の出土例があります。大津市域出土の古代の鴟尾と鬼瓦を集めて紹介します。

 

第168回ミニ企画展
真盛上人の六字名号と絵伝記
令和3年10月12日(火曜)から11月28日(日曜)まで

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 西教寺を中興した真盛上人(1443〜95)は、「南無阿弥陀仏」と記した六字名号をたくさん揮毫しており、西教寺や末寺に多く現存しています。また、その生涯を絵画と詞書であらわした真盛上人絵伝記も制作され、真盛上人の業績をわかりやすく知ることが出来ます。本展では、西教寺に伝わる名号と絵伝記を展示し、企画展「西教寺」展とあわせて西教寺の寺宝を紹介します。

 

第169回ミニ企画展
ゆかいな木版えはがき ―寅年の年賀状―
令和3年11月30日(火曜)から令和4年1月16日(日曜)まで

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 大正・昭和のコレクターの間のなかで、しゃれや見立てに知恵を絞ったはがきを作ってやりとりする遊びがありました。交換会という名で、郵送を中心に行われた催しのなかで、最も盛り上がりを見せるのが年賀状でした。干支やその年の御題(勅題)を元に考えぬいた、ゆかいな木版年賀状をお楽しみください。

 

第170回ミニ企画展
聖衆来迎寺の手鑑 〜古筆切×デザイン〜
令和4年1月18日(火曜)から2月20日(日曜)まで

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 聖衆来迎寺には、江戸時代に行われた「大施餓鬼会」の芳名録(全15帖)が残されています。それらの冒頭は、「古筆切」を集めた「手鑑」となっており、さらに、ただ貼り付けただけではなく、様々な形で装飾されています。文字に託された人々の祈りを、装飾された古筆切から感じていただければ幸いです。