大津市歴史博物館

展示・イベント

   

令和5年度


第90回企画展
発掘された大津の歴史
令和5年(2023年)
7月22日(土曜)から9月3日(日曜)まで

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 地面の中には、過去の人々の生活のあと(遺跡)がたくさん眠っています。大津市内には約400の遺跡があり、開発にともない失われていく遺跡の姿を記録するため、毎年、市内各地で発掘調査をおこなっています。本展では、これまでに大津市内で出土した埋蔵文化財(考古資料)を多数展示し、最新の発掘成果から大津の歴史をひも解きます。
企画展「発掘された大津の歴史」詳細情報


親鸞聖人生誕850年記念企画展(第91回企画展)
近江堅田 本福寺
令和5年(2023年)
10月7日(土曜)から11月19日(日曜)まで

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 堅田の夕陽山本福寺(せきようざんほんぷくじ)は、本願寺中興の蓮如上人が逗留し、湖西地域における教線拡大の拠点となって、多くの門徒が集いました。
 同寺に伝わる「本福寺跡書(ほんぷくじあとがき)」をはじめとする中世記録は、寺史だけでなく堅田の歴史そのものを語る上で欠かせないものです。本展では、これらを含めた未公開・未整理の歴史資料などの貴重な宝物を一堂に集め、室町時代から現在につづく本福寺と堅田の壮大な歴史物語を紹介します。
企画展「近江堅田 本福寺」詳細情報


第92回企画展
写真展 50年前の琵琶湖・堅田−大西艸人がみた自然と営み−
令和5年(2023年)
10月7日(土曜)から11月19日(日曜)まで

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 写真家の大西艸人(そうじん)氏が、昭和41年から昭和46年までの間に撮影した堅田周辺や琵琶湖の写真展です。このころの堅田は、琵琶湖大橋の開通や大津市、瀬田町との合併、江若鉄道(こうじゃくてつどう)の廃線など、町や暮らしが大きく変化した時期にあたります。本展では、当時の堅田の自然や町の営みが記録された写真を手がかりに、堅田の町が持つ魅力の源泉をたどります。
企画展「写真展 50年前の琵琶湖・堅田」詳細情報





ミニ企画展

第179回ミニ企画展
新収蔵品展
令和5年(2023年)3月7日(火曜)から4月16日(日曜)まで

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 博物館では、購入・受贈・受託などによって、収蔵品の充実につとめています。今回は、初期の大津絵瓢箪鯰をはじめ、歌川国芳が描いた浮世又平名場面など、令和4年度を中心に新たに収集した資料の数々をお披露目します。
「新収蔵品展」出品リスト

 

第180回ミニ企画展
大津絵-れきはく蔵出し展2023-
令和5年(2023年)4月18日(火曜)から6月4日(日曜)まで

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 歴史博物館の大津絵収蔵品を一気に公開。普段はあまり展示できない、神像や仏画の初期大津絵から、簡略で明解なキャラクターの姿が楽しい中期や後期の大津絵まで、30点ほどの作品を、まとめて蔵出しします。会期中、出品作品の人気投票も開催予定。推し作品にぜひ愛情あるご一票を!
「大津絵-れきはく蔵出し展2023-」出品リスト

 

第181回ミニ企画展
大津の文化財調査中!-未指定文化財調査速報展示-
令和5年(2023年)6月9日(金曜)から7月2日(日曜)まで

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 大津市は全国で3番目に指定文化財の件数が多い市町村で、豊かな歴史文化を有します。その一方、調査されていない寺社が多くあり、地域の歴史を考える上で重要な文化財がまだ眠っていると考えられます。そこで当館では、昨年度から市内の寺社に伝わる文化財の包括的な調査を開始しました。本展では、その調査成果について仏教美術を中心に速報的に紹介します。
「大津の文化財調査中!」詳細情報
解説シート

 

第182回ミニ企画展
三井寺の唐時代のパスポート
令和5年(2023年)7月4日(火曜)から7月30日(日曜)まで

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 平安時代(9世紀)に智証大師円珍が入唐した際の、唐時代の「過所(かしょ・パスポート)」や「公験(くげん・公式証明書)」(ともに国宝)が、園城寺(三井寺)に現存しています。これらは、ユネスコの「世界の記憶」の国際登録に向けて、現在推薦されています。本展では、世界最古級のパスポートとされるこの「円珍の過所」を展示し、大津に残る世界的に貴重な文化財について紹介します。
「三井寺の唐時代のパスポート」詳細情報

 

第183回ミニ企画展
ゆかいな絵はがき ‐暑中見舞い‐
令和5年(2023年)8月1日(火曜)から9月3日(日曜)まで

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 大正・昭和のコレクターの間でブームになっていた絵葉書交換会。決められたテーマに沿って、参加者が知恵を絞って楽しい図柄を考える遊びで、見た人をクスっとさせる図柄がたくさん作られています。当館に収蔵されている絵葉書コレクションのなかから、木版を中心に暑中見舞いや夏をテーマにしたゆかいな絵葉書を紹介します。

 

第184回ミニ企画展
義仲寺の花鳥俳諧摺物 村田東蒼と中島来章
令和5年(2023年)9月5日(火曜)から10月15日(日曜)まで

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 大津屈指の両替商・質商の旦那であり、俳人であった村田東蒼(とうそう・1796-1854)は、義仲寺の興行における幹事役を務めたほか、句会を多く興行しました。東蒼は、句会の記録として大津出身の円山派絵師、中島来章(1796−1871)に花鳥画の挿絵を発注し、美しい絵入り俳諧摺物(多色木版摺物)に仕立てて配布しました。本展では、その風雅を尽くした摺物の美しさとともに、大津で花開いた豊かな俳諧文化の一端を紹介します。

 

第185回ミニ企画展
旗本庄田家と比良
令和5年(2023年)10月17日(火曜)から11月19日(日曜)まで

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 旗本庄田家は上級旗本で、江戸時代は目付や御使番(おつかいばん)などを歴任しました。その庄田家は、寛永10年(1633)に3代将軍徳川家光から南比良村と北比良村の一部を与えられました。以後、支配地に多少変動はあるものの、明治維新まで一貫して比良地域を治めました。本展では、当館が所蔵する庄田家資料と比良地域に残された資料から、庄田家と比良との関係を追っていきます。
出品リスト・解読シート