展示・イベント
平成28年度
- 第70回企画展
発掘された日本列島 2016
平成28年 8月6日(土)〜9月11日(日) -
遺跡(埋蔵文化財)の発掘調査は、全国で毎年約8000件近くもおこなわれています。その中から、近年の発掘調査成果を中心に、特に注目された遺跡や出土品を紹介する考古速報展「発掘された日本列島」を開催します。全国巡回展として、各地の最新資料が本館にもやってきます。また、本館では同時開催として、近江の豊富な渡来文化をテーマにした地域展示もおこないます。
「発掘された日本列島 2016」の詳細情報 -
リーフレット【PDF】 展示品一覧(地域展)【PDF】 結果報告【PDF】 - 第71回企画展
大津の浄土宗寺院 新知恩院と乗念寺
平成28年 10月15日(土)〜11月27日(日) -
大津市には浄土宗寺院が数多くあります。なかでも京都の知恩院が応仁の乱(1467〜77)の時に疎開してできたという伊香立下在地町の新知恩院と、旧大津町に所在し、天正16年(1588) 信誉によって開創された京町の乗念寺は、多くの寺宝が伝来することで知られています。本展では、伊香立の歴史を伝える新知恩院と、旧大津町の歴史を物語る乗念寺に伝わる仏像や仏画、古文書などを展示し、大津の浄土宗寺院の歴史について紹介します。
「大津の浄土宗寺院 新知恩院と乗念寺」の詳細情報 -
リーフレット【PDF】 展示品一覧【PDF】 結果報告【PDF】 - 志賀町・大津市合併10周年記念
村の古地図−志賀地域を歩く−
平成29年 3月4日(土)〜3月26日(日) -
平成28年3月で、志賀町と大津市が合併して10年を迎えました。その志賀町域の和邇・木戸・小松の各地域には、集落や山林、自然を豊かに描き込んだ江戸時代から明治時代にかけての古地図が多く残されています。本展では、これら志賀地域に伝わる村絵図や地籍図の展示を通じて、村・自然・人をとりまく景観の移り変わりを紹介します。
記念展「村の古地図」の詳細情報リーフレット【PDF】 結果報告【PDF】 - 第127回ミニ企画展
モダンと伝統のはざま 柴田晩葉と早苗会
平成28年 3月8日(火)〜4月24日(日) -
明治後期・大正の京都画壇で、竹内栖鳳と並ぶ重鎮として活躍した膳所出身の日本画家、山元春挙。
彼のもとには多数の弟子が入門し、明治33年(1900)、春挙の自邸にて非公開の山元画塾同好会展が開催されました。そして、3年後には、花見小路有楽館にて、22人の門弟による公開展覧会を開催。画塾も「山元社中同攻会」と名乗るようになりました(「同攻」とは、「同人攻究」の略で、攻究の字義は学問・技術を修めること)。そして、明治42年には、大雲院にて展覧会を開催。「出品画総数二十余。概大作にして大幅屏風画の出品ありしは私塾として罕れ(まれ)に見る」【『美術新報』8号4巻】と報道されるほど、意欲的な活動をみせる画塾であったことがわかります。翌43年1月には、同攻会第十回展の祝賀会を祇園中村楼で開催、早苗会と改称しました。画塾・早苗会は、最盛期の昭和初頭には90名ほどを数え、京都画壇でも屈指の勢力を誇る多士済済の画塾へと拡大することになります。
本展では、大津出身の門人・柴田晩葉を中心に、早苗会画人から一部の画人を取り上げ、春挙ゆずりの円山派を近代化した写生的山水図を描く古参門人や、個性的表現を貫く中堅門人らを紹介します。 - 第128回ミニ企画展
平成27年度新収蔵品展
平成28年 4月26日(火)〜6月5日(日) -
当館では、購入、受贈、受託によって収蔵品の充実を行い、常設展示・企画展示に活用しています。今回は、平成27年度に新たに収集した資料をお披露目します。いずれも大津の歴史を語る貴重な資料です。
- 第129回ミニ企画展
大津の仏教文化16 歴博周辺のほとけさま
平成28年 6月7日(火)〜7月24日(日) -
大津は、わが国屈指の仏教文化に関する文化財が豊富に現存する地域です。「大津の仏教文化」は、その豊かな仏教文化などを紹介するシリーズです。
本展では、本館の周辺に伝来している仏さまを、未指定の像を中心に紹介します。
「歴博周辺のほとけさま」の詳細情報 - 第130回ミニ企画展
戦前から戦後の市民生活
平成28年 7月26日(火)〜9月11日(日) -
昭和20年(1945)8月15日の終戦日の以降も、国民は戦前の苦しい生活からすぐに解放された訳ではなく、依然として物資の欠乏などにより厳しい生活を強いられました。本展では、大津での戦前から戦後の市民生活に焦点を当て、終戦前後の衣料切符や家庭用物資の購入券、アメリカを主力とする占領軍に対する注意喚起のビラなど、貴重な資料を当時の写真とともに紹介します。また特別にコーナーを設け、大津出身で、出撃を免れた神風特別攻撃隊員の関係資料も合わせて展示し、平和の尊さについて考えます。
- 第131回ミニ企画展
大津祭を彩る装飾品
平成28年 9月13日(火)〜10月16日(日) -
平成28年3月2日付けで「大津祭の曳山行事」が国の重要無形民俗文化財に指定されました。大津祭が評価された点の一つとして、「京都祇園祭に比肩する懸装品(けそうひん)を有していること」があげられています。
近世の都市祭礼は、様々な趣向や装飾を充実させ、華やかさを演出し、人々の目を驚かせ、楽しませることで、大きな盛り上がりを作りました。大津の場合、近世後期、隣接する京都祇園祭と競うように豪華な染織品を用いて曳山を飾ることに一つの特色が見られ、当時の大津の経済力と文化力をしのばせる優品が残されます。この展示では、かつて使用されていた大津祭曳山に懸けられていた染織品の数々を中心に紹介します。
なお、本展は大津祭国指定記念事業実行委員会の協力で開催するものです。 - 第132回ミニ企画展
昭和の琵琶湖観光案内
平成28年 10月18日(火)〜11月27日(日) -
全国に交通網が整備され、旅が身近になった大正末から昭和にかけて、琵琶湖は観光の湖として華開きます。本展では、当時の観光パンフレットを中心に紹介し、戦前戦後の琵琶湖観光の移り変わりをひもときます。
「昭和の琵琶湖観光案内」の詳細情報解説シート【PDF】 展示品一覧【PDF】 - 第133回ミニ企画展
土器のひみつ
平成28年 11月29日(火)〜1月15日(日) -
素焼きの器である土器には、縄文土器、弥生土器、古墳時代の土師器や須恵器などがあり、その形や大きさ、使われ方は時代や地域、用途によってそれぞれ異なります。大津市内から出土した土器を展示しながら、様々な観点から紹介します。
- 第134回ミニ企画展
大津の仏教文化17 西教寺の仏画U
平成29年 1月17日(火)〜3月5日(日) -
比叡山の東麓にある西教寺は、慈恵大師良源が復興、後に真盛上人が再興して以来、念仏と戒律の寺院として栄えました。現在は天台真盛宗の総本山寺院として知られ、多くの寺宝を所蔵しています。今回は前回に引き続き、今まであまり紹介されることのなかった未指定の仏画を紹介します。